週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第93話のネタバレ、感想です。
週刊少年ジャンプ 2025年42号の、少年ジャンプ+・ゼブラックでの電子配信日は9月15日(月曜)0時です。
第92話の記事はこちらです。漆羽と奈ツ基は斬とハクリを、先に真打の元まで行かせようとします。

前回の記事はこちらです。番外編です。「双城厳一のお風呂探訪♨#2」が描かれています。

ハクリ、ついに真打が封印された部屋に到着
1人笑いが止まらない北兜
斬り合って満身創痍の四人ですが、北兜だけ笑いが止まらず、そんな北兜を見て幽もため息が出ます。一方、漆羽と奈ツ基が敵を睨んでいますが、特に奈ツ基がキレています。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
奈ツ基は北兜が妖術アリと言ったので雷の妖術を使いましたが、妖術を使ったのが自分だけだった事にキレていました。奈ツ基は漆羽を問い詰めますが、漆羽は18年間妖術を使っていなかったので、咄嗟の選択肢に妖術が出てこないようで、紅演は使わなかったのでなく忘れていただけのようです。奈ツ基がキレていると北兜が、妖術をアリにしたのは奈ツ基では漏電の妖術がないと心細いのかと思って、と雷の妖術を漏電と言ったりして、奈ツ基を煽ります。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
当然怒る奈ツ基ですが、北兜は、だが杞憂だった、実に嬉しい剣の腕だ、とウィンクをしつつ今度は奈ツ基の腕を褒めます。剣の腕を褒められて奈ツ基も少しは気を良くしたようで、“漏電”発言はチャラにすると言います。一方、幽は漆羽に斬られた腹の傷が痛いようで会話には参加しないものの、痛い……、と心の中でつぶやきます。奈ツ基はそれでも毘灼は依然、「糞喰らえ」だと言い、漆羽もそれに同意します。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
漆羽は、幽が“剣術に長けている”というより素の身体能力がずば抜けている、と分析、剣さばきにはムラがあるようですが、十分に漆羽や奈ツ基にくらいついてきているようです。そして、北兜は剣術に関してはまだ底が知れず余裕を感じ、漆羽や奈ツ基を殺すのではなく剣劇をじっくり味わっている、気色が悪い、と分析します。さらに漆羽は、北兜が言っていた「巳坂伊武基は俺が殺した、六平国重に止めを刺した」や、幽が「我々の頭だ」が眉唾でない所が、特段「糞喰らえ」だと漆羽は心の中でつぶやきます。北兜は、傷は良い、痛くてアドレナリンがゾクゾクと湧いて戦いに集中できる、もうじき山場だな、皆も元気そうで何よりだ、一人死んだら休憩を挟もう、と言いますが、さすがに幽から、少ししゃべりすぎかもな、と注意されます。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
そして、再び四人の斬合いが始まります。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
一方、作戦実行の為に幽より先行していた毘灼構成員の四人ですが、神奈備本部 第五層で神奈備職員を襲っていました。魔咬を使う毘灼の男は、頭を獅子舞の化け物に変えて神奈備職員を食っていました。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
仲間を食われて驚いている神奈備職員を、女の毘灼構成員が背後から襲います。女の毘灼構成員は氷雪系?のような妖術を使うようで、息を吹きかけられた神奈備職員は一瞬で凍ってしまいます。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
毘灼構成員の名前が判明
神奈備、この程度?可愛らしいね、と女の毘灼構成員が言っていると、口元を常に隠した毘灼構成員が壁の穴から現れ、二人が強いんだよ、と言います。その言葉待ってたよ、と女の毘灼構成員が嬉しそうに言いますが、そのそばで魔咬を使う毘灼の男が、凍った神奈備職員を食らいます。ここで毘灼構成員の二人の名前が判明し、魔咬を使う毘灼の男の名前が瓶伍(びんご)で、女の毘灼構成員の名前が右嵐(うらん)だと分かります。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
瓶伍の妖術・魔咬は、獅子舞のような化け物を倒すと体が重くなる効果だけでなく、人間を食うと力を蓄積できる効果もあるようで、瓶伍は精鋭部隊が来る前に神奈備職員を食って力を蓄えているようです。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
毘灼がそんな会話をしていると、神奈備の上層部隊が到着します。犠牲を最小限でいこう、と言い、一人が前に出ます。この一人が囮になりながら、集中砲火で毘灼を三人ともやる作戦のようです。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
一方、斬とハクリが通路を進んでいると、薊と壱鬼に遭遇します。なぜか薊は壱鬼を肩車していますが、斬は気にせず真打まで連れて行ってと言います。薊は神奈備内部の裏切り者の方が深刻と判断して、曲者処分場は閉じて下層に降りて来たようです。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
ハクリは、皆が必死に守ってくれたから無事だったと言い、壱鬼は漆羽が生きていたのが救いだと言います。ハクリは、俺が真打を蔵にしまう、そしたら毘灼はもう何もできない!!と、言いますが、薊は、もちろんそうなれば一番だけど…、と言い、何かを危惧しているような口ぶりです。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
もう一人の毘灼構成員の所にも、神奈備の上層部隊が到着したようで、これで神奈備本部に侵入した毘灼全員が上層部隊に包囲されました。それでも毘灼自身が少数で暴れて勝ちを得られるなどとは到底思っていないと壱鬼は考えているようで、壱鬼は、この無茶には裏がある、と言います。
例えば真打…、奴らは楽座市に真打を出品した、…それは“神奈備に真打を渡す”に近しい行動をしたわけだが、例えば遠隔で力を作動させられるように真打に細工をあらかじめ施していれば、真打を渡す事は起爆剤を内部に送り込むようなものだ、と壱鬼は言い、真打に何か細工がされている懸念を指摘します。ただ真打への細工に関しては封印した際に調べたようですが、それでも“懸念”は消えていないと壱鬼は考えているようです。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
そして、ハクリは真打が封印されている部屋へとたどり着き、これから真打を蔵へとしまおうとします。
© 外薗健 カグラバチ 93話より
まとめ
第93話では、漆羽、奈ツ基、幽、北兜の四人による斬り合いは決着がつかず、乱戦はさらに継続します。
一方、第五層にいる毘灼構成員の四人ですが、神奈備職員を倒しながら通路を進んでいたようですが、そこに上層部隊が到着、毘灼構成員の四人は包囲されます。薊と壱鬼が、ハクリや斬と合流し、後はハクリが真打を蔵にしまえば神奈備本部を襲撃した毘灼も何もできなさそうですが、壱鬼の懸念は消えていないようです。
真打に何か細工がされている懸念はあるようですし、剣聖が第86話で、……そろそろか、と言っていたのも気になります。このまま何も起きずハクリが蔵に真打をしまってお終いということはなさそうなので、次回以降で何が起きるか注目したいと思います。
次回は、9月22日(月曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2025年43号に掲載予定です。
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