【ネタバレ】逃げ上手の若君 第4巻 生きたがり1334 のネタバレ、感想

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週刊少年ジャンプで連載中の逃げ上手の若君の第4巻 生きたがり1334 の感想、ネタバレです。

第4巻は、第26話から第34話まで掲載されています。

逃げ上手の若君は、歴史上で実在した人物・北条時行の生涯を描く歴史漫画です。さらに、2024年7月からTVアニメ放送開始予定です。以下のポストから、アニメ公式ホームページにいけます。

前巻、3巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。

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4巻の表紙は、雫です。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第26国司1334

信濃に新たな国司・清原信濃守が着任します。この新たな国司・清原信濃守は旧幕府・鎌倉幕府の取り決めを無視して自分勝手に重税を課したため、住民の不満が爆発します。北信濃の住人・諏訪神党の一人・保科弥三郎は国司の圧政に耐えかねて反乱を起こしますが、兵力差から見てこの反乱に勝ち目はありません。諏訪頼重は北条時行と逃若党に、保科と郎党を説得し戦いを止めさせるよう命じます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

 

戦場に赴いた時行は保科を説得しようと試みますが、保科とその郎党は既に国司と戦って死ぬ覚悟は固まっていて、どうやって戦って死のうか、と言うばかりでした。時行は頼重から頼まれた保科と郎党の撤退の話を切り出すことが出来ず、どうやって戦を止めるか悩みます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第27死にたがり1334

頭に血が上って戦いを止めようとしない保科とその郎党に、時行は説得を一旦諦めて戦わせて、多少の血を流させて戦意を衰えさせようと考えます。夜になれば戦い疲れて説得も聞くだろうと吹雪と弧次郎は考え、朝までに山を越えた北にある四宮領へと逃がそうとします。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第28悪酔い1334

敵の数に圧されて味方がどんどん死んでいく状況でも、保科達は戦う事を止めず喜び勇んで死を選ぼうとします。そんな保科達に時行は、貴方の死に様に何の興味ありません、と静かに怒り忠告します。時行の忠告に怒った保科は、死ぬべき時に死ねないのは生き恥だ、誇りや名誉、守るべき物の為に男は死ぬべき時がある!!と、酒に酔っぱらいながら、時行に語ります。そんな保科に怒りが頂点に達した時行は、酒を保科の顔にぶっかけます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第29将1334

時行の説得もあり、保科と郎党は北へ撤退し再起を図ることを時行に約束します。撤退を始めた保科達ですが、逃げる保科達を殲滅しようと国司軍が追撃してきて、保科達と逃若党は妻子を先に逃がすため、引き返して国司軍を迎え撃ちます。一方、逃若党の軍師・吹雪の作戦を実行した玄蕃は、敵の数を分散させることに成功します。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第30騎馬戦1334

逃若党の副将・弧次郎は敵武将・和田米丸との騎馬戦に挑みますが、腕力差と体重差と相対速度の前に手も足も出ず吹っ飛ばされます。しかし、味方が油断した和田米丸を馬から引きずり下ろし、さらに弧次郎の奮闘もあり見事に和田米丸を討ち取ります。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第31生きたがり1334

妻子が全員、安全圏に逃げた事を確認した時行と保科は、全軍に撤退を開始させます。時行と保科とわずかな兵が残って殿を勤めて敵を引き付けますが、国司は敵が逃げ出したのを知り、護衛は必要ないから敵を追いかけて戦って来いと市河に命じます。吹雪は市河の軍が国司の護衛から離れる事を予想し、川中島の朝霧に身を隠して国司を直接狙います。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第32刺身1334

時行の説得や逃若党の奮闘もあり、国司軍から保科と郎党、妻子を逃がすことに成功し、さらに保科軍は今後の大乱の重要な戦力となります。北信濃から諏訪に戻った時行は、鎌倉で食べた鯛の味を思い出しつつ、鎌倉への望郷の念を募らせます。そんな時行に鎌倉の鯛を再度味わってもらおうと、鎌倉へと鯛を釣りに行きます。逃若党は途中の甲斐の関所など強行突破し、一気に鎌倉にたどり着きます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第33ジェネレーション1334

鎌倉を強行偵察してきた雫は、鎌倉は新たに赴任した足利直義と関東庇番によって様子が変貌していたことを諏訪頼重に報告します。また、北条への忠義を忘れていない武将が、鎌倉で足利直義の命を狙って決起しますが、関東庇番の渋川義季、岩松経家などの手によって制圧され、鎌倉は足利の鎌倉に生まれ変わりつつありました。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

第34礼儀1334

小笠原貞宗に北条一族か重臣の子と怪しまれた時行は、守護館に呼び出されてしまいます。時行は亜也子を連れて守護館へ行き、小笠原貞宗と密室で一対一で対峙します。時行は舐められるわけにはいかない、と自分を大きく見せようとして胡坐をかきますが、小笠原貞宗からは座を正して相手に敬意を示すようにたしなめられます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

おまけ 宇宙一強えオラ決定戦

弧次郎と戦った敵武将・和田米丸と、玄蕃が何故か対峙しています。気のせいか和田米丸と玄蕃は某漫画を彷彿とさせる構えをしています…。

© 松井優征 逃げ上手の若君 4巻より

まとめ

4巻では、1334年春に朝廷の威光を笠に自分勝手に重税を課していた国司・清原信濃守に対して、保科党が蜂起し反乱を起こします。諏訪頼重は時行と逃若党に、兵力差で圧倒的に劣る保科党の被害を最小限に抑えるように命じます。そして時行の説得や逃若党の奮闘で、保科とその郎党、妻子を国司軍から生きて逃がすことに成功します。

しかしその後、時行を北条一族の子と疑う小笠原貞宗は、守護館に呼びつけて尋問をしようとします。時行は共に守護館に来てくれる亜也子が筋肉バカ年齢が9歳で幼いので少し不安になりますが、亜也子はああ見えて機転も利くと諏訪頼重が保証し、安心するように言います。果たして、時行と亜也子は小笠原貞宗の疑いを晴らして、無事に諏訪まで戻ることが出来るでしょうか?

 

次巻、5巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。

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