【ネタバレ 感想】進撃の巨人 109話『導く者』あらすじと感想

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別冊少年マガジン 2018年10月号に掲載されている進撃の巨人 109話のあらすじと感想です。

 

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前回ガビとファルコが逃走した先で、少女に会います。敵意むき出しのガビですが、少女は二人を家に誘って食事を提供するような事を言ってきました。

 

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調査兵団の内部対立

ガビとファルコは牧場へ

ガビは牢屋の見張りを殴って逃げた先で、女の子に見つかりましたがその子に連れられて牧場に行きます。ガビはまだ闘争を諦めておらず、ファルコに諌められます。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

結局ファルコに押し切られる形で、ガビはファルコと共に家出したという形にして牧場に数日止めてもらう事にします。ここでガビが牧場の男が喋る言葉に南方マーレの訛りがある事に気づきます。マーレと何か関連がある可能性があります。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

すんなりと受け入れてくれる牧場の人々。ここはブラウス厩舎という名前のようです。女性がガビに食事を出して、頭をなでるとエルディアの悪魔と教育されているため、無意識なのか女性の手をはらいのけてしまいます。さすがにガビも青ざめますが、ファルコが気をそらして何とか誤魔化します。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

ヒィズル国の目的

ヒィズル国のキヨミ・アズマビトとザックレー総統が面会しています。二人の会話の内容からキヨミ・アズマビトがマーレ遠征作戦成功を讃えながら、出迎えの無線の相手がマーレの義勇兵で無かった事から、パラディ島で何かあった事を察知しているようです。しかし、今回の目的は「地鳴らし」の力を見定める事のようです。その為の観測機も持ってきているようです。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

エレンの解放

エレンの情報がエルディアの国民に流れて、騒動になっています。情報を流したのはフロックと新兵たちです。彼らはエレンの解放を要求します。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

彼らはジークに協力する事によって、「地鳴らし」という圧倒的な力を得られたと主張し、エレンは牢から解放すべきと言います。しかしハンジはエレンの行動で世界中の軍がちっぽけな島に総攻撃の機会を与えてしまったと言い、また「地鳴らし」もジークから聞いた話だけで何も保証が無いと言い、話は平行線です。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

ハンジは結局、彼らをエレンの情報を外に漏らした罪で懲罰房へ拘束します。が、全員壁中人類の勝利のためなら本望といい決意は変わらず、昔のハネスの言葉を思い出し苦悩します。自分達も権力を持って、ハネス達のように自分達に逆らう者を罰している事を。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

懲罰房にいれられた新兵の一人、ルイーゼは昔ミカサに助けられた少女でミカサに憧れています。そしてミカサに自分が救われたように、ミカサもエレンに救われたのですよね?と問いかけます。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

ルイーゼはミカサが調査兵団に入った目的がエレンなら、エレンの為に彼の自由をと言いかけますがミカサに口を閉じるように言います。しかしルイーゼは諦めずミカサに調査兵団の敬礼します。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

イェレナとピクシス

場面変わって、イェレナにピクシスが質問しています。表面上は協力的だったイェレナですが、実際はフロックの情報漏洩に関わっていたようです。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

またピクシスの考えでは、イェレナはエレンに接触した結果、エレンが単独行動するようになったと考えているようです。この後、ピクシスは長い時間をかけても会話すると言い、尋問を長期間続ける事をちらせかせます。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

牧場の女の子

牧場で世話になっているガビとファルコは馬の世話をしますが、足を滑らせてガビを転びます。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

悪魔の仕業だと言うガビに、ファルコは馬の仕業ともっともなツッコミをいれて、ガビを乗せて逃げる馬なんていないと言います。ここで大人しく助けを待てば、じきに世界中の軍隊がパラディ島に攻めてくると言い、その時ライナー達に助けてもらえばいいと言います。その時、少女がお昼だと言ってきます。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

少女からここの牧場は、新女王の方針で行き場のない子供が手厚く保護されている、4年前に親を失った人たちが中心だと説明を受けます。するとガビは「罪を受け入れていないようですね…」と、マーレから教わってエルディア人の歴史を交えながら少女に詰問します。そして「マーレではそう教えられているの?」と言い、2人がマーレから来た事を知っていると伝えます。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

当然驚くガビとファルコですが、少女は自分たちで叫んでいたと言います。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

何とか誤魔化そうとファルコは「えええ!?最初っからですか!?」「恥ずかしい~なぁーもぉー」とわざとらしく言いますが、ガビは迷わず干し草用鋤を使って少女を刺そうとします。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

なんとかガビを止めるファルコです。そんな二人を見てびっくりする少女をお構いなしに、ガビとファルコは言い争います。その二人に何を暴れているかと他の人間が声をかけますが、少女は適当な言い訳をして声をかけてきた二人をやり過ごします。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

なんとかやり過ごす事ができましたが、どうしてかばってくれたかを聞くファルコにカヤは通告する気ならとっくに君達捕まっているといいます。ここで少女の名前はカヤと判明します。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

カヤはガビとファルコに自分の母親が死んだ経緯を説明します。カヤは9巻、36話「ただいま」で母親を巨人に食べられていた少女でした。

巨人に食べられる母親に、どうする事もできないカヤ。

© 諫山創 進撃の巨人 9巻 36話より

 

ガビはエルディア人の罪をカヤに言いますが、カヤは、それは母親の罪ではないと納得しません。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

結局、2人の言い争いを見て耐えられなくなったか、ファルコは4年前のパラディ島侵攻を見据えての威力偵察、敵の力を調べるために行った実験的な攻撃に巻き込まれた事をカヤに伝えます。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

カヤは落ち込みますが、ファルコに教えてくれてありがとうとう感謝します。その後、ファルコからどうやってその状況から助かったのかと質問されて、あるお姉ちゃん(=サシャ)が薪割り用の斧を持って入って巨人から助けてくれたと答えます。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

 

ガビとファルコに今度、マーレの人が働いているレストランに招かれるので、そこに二人を連れて行くと言います。そうすれば二人がマーレに帰る方法が分かるかもしれないと。

ガビがどうしてそんなことをするのかというと、カヤはお姉ちゃんみたいな人になりたいからと返事します。

© 諫山創 進撃の巨人 109話より

まとめ

今回、ガビとファルコが偶然出会った少女は、4年前にサシャが救った少女カヤだと判明します。そしてカヤはガビとファルコを助けようとしますが、理由はサシャのようになりたいためです。

そして何の因果か、そのサシャを殺したのがガビです。これはすんなりいかず、ひと波乱ありそうです。さらにこれにエレンやジーク、ライナーはどう絡んでくるのでしょうか。

 

次回、調査兵団で内乱がそしてさらにマーレの戦士がパラディ島に潜入してきます。

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