【ネタバレ】進撃の巨人 126話『矜持』 あらすじと感想

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別冊少年マガジン 2020年3月号に掲載されている進撃の巨人 126話のあらすじと感想です。

 

前回の記事はこちらです。復活したアニはヒッチと一緒に行動します。

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ハンジとリヴァイ、マーレと共闘

逃亡したハンジのその後

前回、ハンジとリヴァイが生存していることが判明しましたが、場面はハンジがリヴァイを連れて逃亡した後、ハンジは木の陰から追っ手を狙撃しています。知っている兵士なのかハンジは涙を流しながら追っ手をさらに撃ち、その後意識を失っているリヴァイに追っ手はいなくなったよ、と話しかけます。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

追っ手から逃げ切ったハンジは治療したリヴァイを見ながら今後の事を考えますが、自分達ではジークは止められないと悩み、アルミンやピクシス指令に託すしかないと考えます。そして例えエレンがジークを裏切っていても、イェーガー派が脊髄液でこの島を支配するなら、私達は一生この島ではお尋ね者だと呟きます。そして中央憲兵のサネスの事を思い出しながら、自分じゃ正しい事をやってきたつもりでも…、時代が変われば牢屋の中だと言います。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

いっそリヴァイとここで暮らそうか、と独り言を呟きますが、その後エレンが見せる白昼夢をハンジ達も見ます。驚いたハンジはリヴァイを呼びますが、ほぼ同時にリヴァイは目覚めますが、リヴァイは驚くことなくいつもの様子のまま、ジークの居場所を気にするのみです。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

ハンジはジークがイェーガー派とシガンシナ区に向かい、それから半日が立っている状況を伝えます。リヴァイはジークが死を選ぶ覚悟がある事を見抜けず、ヘマをしてしまった事、またジークを逃がした事をハンジに話し、今まであった事を説明します。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

マーレに共闘を持ちかける

リヴァイはハンジの独り言が聞こえていたようで、このまま逃げ隠れて何が残る、蚊帳の外でお前が大人しくできる…、ハズがねぇ…、と言うと、ハンジもやはり逃げ隠れることは出来ないと応えます。場面は再び戻り、ハンジとリヴァイとマガト、ピークが対峙しています。マガトからリヴァイは「九つの巨人」に引けを取らない強さを持つらしいが、そのザマでどうやって俺の弾を避けるつもりだ?と質問されます。弾は避けれない、撃つか、聞くか、あんた達次第だ、とリヴァイは答えます。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

するとマガトはジークの居場所を聞き、ハンジは王家の血を利用するため始祖の巨人に取り込まれていると、ジークの状況を推測します。ピークからさすが巨人博士だと言われますが、始祖の巨人を見たのかと質問されます。ハンジは始祖の巨人がとてつもなくデカくてどうにもならなそうなことをわかっていると言い、マガトとピークに、我々はやるしかないんだよ…、みんなで力を合わせよう、ってヤツを、と共闘を求めます。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

ラカゴ村に到着したコニーとファルコ

夜を迎えラカゴ村に向かっているコニーは、夜営をしながらファルコをどうやって巨人化している母親に食わせるか考えています。しかし、自分の言う事に疑いもせず野宿をしているファルコを見て、自分がしようとしている行為に悩みます。そしてラカゴ村に到着すると、ファルコはその廃墟がラカゴ村だという事を知っていました。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

ファルコは昨晩コニーの寝言を聞いたこと、サシャの名前を言っていた事を話し、自分が誰かを知りながら、知らないフリをしてここまで連れてきた理由をコニーに聞きます。コニーは巨人化した母親をファルコに見せ、驚くファルコにコニーはある提案をします。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

コニーは巨人の歯磨きを手伝って欲しい、こんな貴重な体験は滅多に無いぞ、と言いファルコを巨人の口がある上の梁の部分に誘います。これが一晩かけて考えた、コニーのいい方法でしょうか?明らかに無理をした表情をしているコニーの誘いに素直にはいと答えるファルコですが、そこにアルミンとガビが馬で駆けつけコニーがファルコを巨人に食わせようとしている事を叫び伝えます。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

コニーの名前を呼び止めようとするアルミンですが、コニーから聞きたくないと言われアルミンはそれ以上言葉が出せませんでした。ガビから顎の力を使うよう言われますが、ファルコは顎の力を継承した事や、ガリアードのその後の事を知らずガビの言葉に混乱します。ファルコを無理やり巨人化した母親の所に連れていこうとするコニーを見て、どうするべきか悩むアルミンですが、脳裏にはエルヴィン団長の姿が浮かび、その後ガビに謝った後立体起動装置を使って、梁の上に飛び移ります。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

何をしようとしているか察したコニーは何か言うようにアルミンに言いますが、アルミンはさっきコニーがしゃべるなと言ったので、行動で示すと言い、意を決します。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

コニーの決意

アルミンは巨人化したコニーの母親の口に飛び込もうとしますが、コニーはアルミンに飛びつきアルミンを助けます。本能なのかアルミンを捕食しようと、口を閉じる巨人ですが寸前の所でアルミンは助かります。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

コニーはアルミンが食われたら、母親は超大型巨人を継承し、人間に戻れるが母親を苦しめることになる、考えりゃ分かることなのに、と言います。そして母親から立派な兵士になれって送り出されたのに、子供と友達を殺すかもしれなかった…、そんな兵士になっちまったんだ…、とコニーは涙を浮かべ呟きますが、アルミンも僕もだよ、団長の代わりになれなかった…、と暗い表情で言います。コニーはガビとファルコを見た後決意し、母ちゃんに誇れる兵士になりたい、だから…、困っている人を助けに行こう、とアルミンに話します。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

ミカサのマフラー

場面変わって、ミカサとマフラーを着けたルイーゼです。ルイーゼは雷槍の破片がお腹にあってもう取り出せないようで、エレンの創る自由な世界を見る事が出来ず残念だと言います。そして、エレンと少し話したことがあり、エレンがこのマフラーは捨てて欲しい…、話していた事をミカサに伝えます。ルイーゼは捨てるくらいなら、このまま私と…、と言いかけますが、ミカサから返してと言われ、素直にミカサに返します。去り行くミカサの背中に、悔いは…ありません、あなたの背中を追いかけて…、私は…、心臓を捧げて生きたのですから、とルイーゼは話しかけます。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

イェーガー派の勝利宣言

最後の「地鳴らし」の巨人が街を去っていく頃、フロックは兵士達を集めて、解放者エレンとイェーガー派が世界に勝利したと宣言します。歓喜する兵士達は心臓を捧げよ!!と叫んでいますが、ミカサはイェーガー派には興味ないようでただ眺めています。ただジャンはイェーガー派に加わる意思があるようで、フロックの後ろ、統治者側に立っています。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

アニ、アルミン達と合流

街でもイェーガー派を讃えて民衆が歓喜していますが、アルミン達はライナーの元に急ぐ前に街で腹ごしらえをしていました。アルミンとコニーが、アニが復活しているかもと話していると、偶然にも隣でアニがパイを貪り食っています。パイを貪り食うアニを見て、爆笑するコニーに、4年ぶりのパイだから仕方ないとアルミンはフォローします。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

そのままアルミン達と合流し、行動を共にする事にしたアニは、先を急ぐからとヒッチに手紙だけを残してその場を去ります。一人残されたヒッチは、寂しくパイを食べます。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

場面変わって、シガンシナ区の砦の屋上で、フロックとジャン達イェーガー派はイェレナとオニャンコポンの処刑を始めようとしています。そして、同時にイェーガー派が世界を治めんとするエレンの意思を継ぎ、このパラディ島の統治を宣言するものだとフロックは宣言します。イェレナに最後に言いたいことをフロックは言いますが、イェレナは無表情にまだ撃たないの?と言うのみです。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

そして、オニャンコポンはエルディア帝国に従って生きるくらいなら死を選ぶと言った罪で処刑されるようです。フロックから気が変わったなら今のうちにと言われますが、それをフロックの言葉を遮って、自分の故郷は踏み潰され家族は皆殺しだ、突然無差別に殺されことがどれほど理不尽なことか知ってるはずだろ!?とオニャンコポンは叫びます。オニャンコポンはジャンにも黙ってないで何とか言えよ!?と叫びますが、ジャンは突然銃を4発発砲します。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

その直後、車力の巨人が砦の屋上を襲います。フロックを助けるため突き飛ばしたジャンとイェレナ、オニャンコポンが食われ、車力の巨人はすぐに逃げてしまいます。イェーガー派の兵士は車力の巨人を追い、フロックもミカサに追うように命令しようとしますが、ミカサの姿はありません。その頃、ミカサはアルミン達と一緒に馬車に武器と食料を積んでいて、ジャンの銃声を聞いて砦を出発します。ジャンの銃声は作戦続行の合図だったようですが、砦の方からアルミン達が乗っている馬車を見ている人影をアニが見つけます。アルミンは人影を気にするも、進むしかないと先を急ぎます。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

場面変わって、車力の巨人に連れ去られたジャン、イェレナ、オニャンコポンは川で巨人の口から吐き出されています。巨人の口の中なんて二度とごめんだ…と言うジャン、そして車力の巨人に何か月も巨人になったままで歯磨きとかしないの?とピークに質問し、失礼ですよ、女性に対してと怒られるハンジがいます。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

オニャンコポンからいつの間にマーレと手を組んだと聞かれて、昨晩だとジャンは答えます。ジャンは骨の燃えカスが俺を許しくれねぇんだよ…、とマルコの事もありイェーガー派から抜けたことを明かします。一方、イェレナは何で私まで連れ去られたのか考えていると、マガトが生きたまま引き渡すことが車力の力を借りる条件だったと、ハンジはイェレナに話します。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

ライナーと合流するアルミン達

ライナーが寝ている小屋に着いたアルミン達は、アニが寝ているライナーの顔を乱暴に蹴って起こします。目が覚めたライナーはアニだけでなく、アルミン、ミカサ、コニーがいることに驚きますが、ファルコとガビはみんな味方だとライナーに落ち着くように言います。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

 

早くいくぞ、と言うコニーに、どこに?と質問するライナーですが、コニーが世界を救いにとはっきりと言います。

© 諫山創 進撃の巨人 126話より

まとめ

前回、アニに続きリヴァイとハンジも復活して再登場しましたが、リヴァイとハンジは条件付きのようですが、マガトとピークの協力を得て共闘に成功します。

ファルコを連れ去ったコニーは巨人の歯磨きに協力させて、母親にファルコを食わせるというコニーらしい?作戦を思いつきますが、結局コニーは母親に食わせることを諦めて、母親に誇れる兵士になりたいと、困っている人を助けようとアルミンと決意します。

いつも冷静なアニですが、4年ぶりのパイに汚い食い方をしてコニーに爆笑されています。結晶体の中で生きてられても4年間も飲まず食わずだったのは、さすがにアニでも我慢できなかったのでしょうか。

ハンジと協力したピークは、車力の力でジャンとイェレナ、オニャンコポンを連れ去ることに成功します。イェレナを連れ去ったのはマガトの考えだそうですが、マガトはイェレナに何の用事があるのか、そしてアルミン達は無事ライナーと合流して、世界を救いに言いますが、コニーが中心人物みたいに描かれています。アニ、リヴァイ、ハンジと離脱していた人達も物語に本格的に合流して一気に展開し、物語の結末がますます気になります。

 

次回、合流したハンジ達とマーレ軍ですが、わだかまりは残ったままです。

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