【ネタバレ】進撃の巨人 131話『地鳴らし』 あらすじと感想

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エレンの内面

破壊される難民キャンプ

木の根元に袋に包んだお金を埋めている少年が二人います。ラムジーとハリルという名前ですが、123話でサシャの財布を盗もうとした少年のようです。いつかあのボロボロのテントから出たいと話しています。

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© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

すると、二人の後ろでは街の人が大勢逃げていて遠くでは、巨人たちが大量の煙を出しながら街の方へと近づいています。二人の少年がその方角を眺めています。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

エレンの苦悩

場面変わってエレンの回想です。123話で難民キャンプを訪れた時、未来の記憶を見て近いうちにここのみんなを自分が虐殺することを直感し、死ぬべきはオレ達エルディア人ではないかと苦悩します。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

「島」の人と「外」の人では死ぬ人の数が違い過ぎるし、エルディア人が完全に死滅すれば巨人の問題がなくなるのも事実と、エレンは認めます。しかし、そんな結末は納得できないとエレンは心の中で叫びます。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

そんな事を考えていると、大人達に暴行を受けている難民キャンプの少年を見つけます。大人達は少年がスリを働いているからという理由で痛めつけていて、エレンはこれから暴力の限りを尽くすし、この少年もいずれ殺すから助けても意味がないとエレンは考えます。しかし結局は少年を助けるエレン、お礼を言われてエレンは自分を半端なクソ野郎、それ以下だと感じ、少年に泣いて謝ります。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

場面は再び戻り、少年のいる難民キャンプにも壁の巨人たちが押し寄せてきます。壁の巨人たちから必死で逃げる難民キャンプの人々たち。少年もお金を持って必死で逃げます。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

難民キャンプの人々は高い所を目指して走り、山の方に登ろうとしますが山の方にも既に壁の巨人たちが登っています。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

逃げ場がないと分かり混乱する人々、せめて子供達だけでも逃がそうとする親たち、自分達は踏み潰されてしまうのかとハリルは言いますが、ラムジーはあきらめちゃだめだと叫びます。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

踏み潰され、虐殺される人々

再び必死で逃げるラムジーとハリルですが、ハリルはお金を落としてしまい、何とかお金を拾おうとして後ろを見ると壁の巨人たちが、すぐそこまで迫っていました。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

必死で逃げる二人ですが、頭上から瓦礫が降って来て二人を直撃します。ここで、エレンは独白のカットが混じり、アルミンの本で見た世界と違っていたとエレンは言います。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

エレンは、壁の外で人類が生きていると知って…、オレは、ガッカリした、と独白します。瓦礫が直撃したラムジーは片足が潰れてしまい、ハリルは頭に瓦礫が直撃し即死しているようです。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

そして足が潰れたラムジーも壁の巨人に踏み潰されて圧死してしまいます。壁の巨人たちはそのまま逃げ惑う多くの人々を踏み潰して殺していきます。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

壁の巨人たちの地鳴らしで、跡形も無くなってしまった難民キャンプ、さらに先へと進む壁の巨人たちの後ろには、始祖の巨人の姿のエレンが見えます。そして再びエレンの独白が入り、生まれた時からずっと、オレの目の前には、うっとうしい壁があった、とエレンは言います。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

アルミンと外の世界を熱く語り、それを見た者はこの世で一番の自由を手に入れたもの、これが、自由だ、とエレンが独白します。しかし、その後ろで壁の巨人たちの地鳴らしで虐殺されていく人々の描写があります。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

地鳴らしで虐殺されていく人々の一方で、ついに、たどり着いたぞ、この景色に、なぁアルミン、と少年の姿のエレンはアルミンに語りかけます。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

気が付くと、少年の姿のエレンとアルミンは座標に移動しています。アルミンはエレンに話しかけようとします。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

アルミンの告白

次の瞬間、アルミンは船の甲板の上にいて、座り込んでいるアニに話しかけられています。アルミンは立ったままアニに返事をしますが、アニは自分の隣に座るように勧めてきます。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

アニは、自分が水晶の中で眠っている間何年も私に話しかけてくれて、ありがとうとアルミンにお礼を言います。しかし、もっと明るくて楽しい子もいたでしょ…?と、アニは何で自分相手に喋ってたのか、アルミンに聞きますが、アルミンは会いたかったからと、顔を赤くして答えます。アニも顔を赤らめて、…わからないととぼけたりしています。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

その後、アニは何をやっているんだろうと言い、自分に話しかけるのも、エレンとの対話を諦めないのもアルミンが良い人だから、争いを避けるため、とアニは言います。そしてアルミンの方をちらりと見た後、アニは立ち去ろうとしますが、アルミンは手を掴んでアニを引き留めます。そして、良い人って言い方がやっぱり嫌いだ、とアルミンはアニに言います。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

 

自分も大勢の人を殺した、僕もとっくにバケモノだよ、とアルミンは言います。そして、いつか…、エレンと一緒に未知の世界を旅するって約束、それが叶うと、…思っていたんだ、アルミンはアニに話すと、未知の世界はそんなにいいものじゃなかったでしょ?とアニは返事をします。アルミンは、僕らが夢見た世界とは違ったと認めたうえで、まだ僕らが知らない、壁の向こう側があるはずだと信じたい、と話します。そのセリフの後ろには、眠っているような頭と脊髄だけのエレンの描写があります。

© 諫山創 進撃の巨人 131話より

まとめ

大陸に到達した巨人たちの地鳴らしですが、123話で登場した難民キャンプの人たちを虐殺しながら、大陸をどんどん進んでいきます。エレンの内面では大陸の人々を殺すことに葛藤もあったようですが、一方で自由を手に入れたことを颯爽とした感じで語っているエレンもいてエレンの本心も、当然ですが複雑のようです。

一方、エレンを追うアルミン達ですが、船の上でアルミンとアニが会話をしています。水晶の中でアニが眠っていた頃の会話ですが、二人とも顔を赤らめて意識しまくっているようですし、アルミンとアニは両想いっぽいですね。アニは今までの事もあり、まだ素直になれていないようですが。

 

次回、オディハで飛行艇の離陸準備を行いますが、壁の巨人たちがオディハにも到達します。

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