別冊少年マガジン 2021年4月号に掲載されている進撃の巨人 138話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。ジークはアルミンと、始祖ユミルの話をします。
ミカサの決断
地鳴らしは止まったが…
アルミンが超大型巨人となり大爆発を起こすことで、エレンの始祖の巨人を吹き飛ばし、地鳴らしを止めることに成功します。壁の巨人たちは止まり、スラトア要塞にいる人々のところにファルコの巨人が戻ってきます。ファルコの巨人の背にはミカサ達が乗っています。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
エレンの始祖の巨人の方を見ると、骨が消えていて、地鳴らしも止まっている事が確認できます。エレンが死んだ、とミカサが思うと頭痛が襲ってきます。ミカサの脳裏に、オレは…ガキの頃からずっとミカサお前がずっと嫌いだった、というセリフが蘇ります。ミカサは、…あれが最後だなんて…、…そんなことが…、と頭痛に耐えながらつぶやきます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
すると、ファルコの巨人の元にガビやファルコの両親やピークの父親が、走って寄ってきます。ガビ、ファルコやピークは、涙を流しながら再会を喜びます。生きて再開を喜ぶ光景を見てコニーは、間違ってなかったよな、地鳴らしを止めたこと…、と後悔がないわけではないが俺達は間違ってなかった、つぶやきます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
アニが収容区の人々がここにいる事に驚いていると、ライナーの母親がアニの父親もここにいる事を教えます。それを聞いてアニは父親の方に走っていきます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
光るムカデは健在
ガビ達は光るムカデやライナーがどうなったか、確かめようと大爆発が起きたところを見ます。すると、アルミンの超大型巨人とライナーの鎧の巨人が無事なことを確認できますが、光るムカデもまだ生きています。ジャン達が光るムカデを生かしておくべきでないと考え、アルミンの超大型巨人とライナーの鎧の巨人も光るムカデの方に向かおうとします。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
その時、アルミンの超大型巨人とライナーの鎧の巨人の背後で大爆発が起こり、エレンの巨人が再び立ち上がります。エレンの巨人は、超大型巨人のような外見に変わっています。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
ガビが、光るムカデでエレンを接触させないで、と叫び、また地鳴らしが始まることを危惧します。コニーは光るムカデを殺さないと、と言いますが、あの爆発に耐えたヤツをどう殺す、リヴァイは言い狙うべきはエレンだと言います。ピークやファルコもまだ最後の仕事が残っている、と再び戦おうとします。ライナーの鎧の巨人が光るムカデの法に向かうと、光るムカデは煙を出し始めます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
場面変わって、撃ち合う寸前だったアニの父親やエルディア人とマーレ兵ですが、ミュラー長官が空に向かって弾を撃ち尽くした事で争いは回避されました。そこにアニが駆け付け、アニは久しぶりに父親と再会します。しかし、そこにも光るムカデの煙が立ち込め始めます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
アルミンも光るムカデが出す煙に気付き、あの煙は…何…だ!?と、つぶやきます。すると、コニーはラガコ村と同じやり方なんじゃ、とつぶやきます。リヴァイもこの煙が何なのかに気付き、ミカサとピークにファルコの巨人に乗るように指示します。アッカーマンと巨人の力を持つ者だけは例外だと言い、早く乗るように叫びます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
無垢の巨人となるエルディア人
ファルコの巨人が飛んでいくのを見ながら、コニーはジャンに入団式の夜のことを話し始めます。一方、アニは父親と再会し抱き合おうとしますが、光るムカデの煙によってアニの父親は無垢の巨人となってしまいます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
ジャンやコニー、ガビやその両親達も無垢の巨人となり、スラトア要塞を崩しながら落下していきます。その光景を絶望の表情で眺める、アルミンとライナーです。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
アニの父親だけでなく、他のエルディア人も無垢の巨人となり、その光景を見てミュラー長官は、ヒ…、と声を漏らします。無垢の巨人となった者たちは、光るムカデの方に走っていきます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
無垢の巨人たちを引き連れて光るムカデはエレンの超大型巨人の方に向かおうとします。ライナーは、絶対にここは通さねぇ!!と、光るムカデと無垢の巨人たちを止めようとします。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
一方、エレンと対峙したアルミンは、本当に…地獄が好きなんだな!?エレン!?と、言い、エレンと戦う覚悟を決めます。そして、エレンとアルミンの巨人が殴り合いを始めます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
ライナーは無垢の巨人が、コニー、ジャン、ガビ、母親達と気付き、混乱しながらも、何とか光るムカデを止めようとします。そこに、ピークやアニも巨人となって参戦し、光るムカデを止めようとします。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
ライナーは必死に光るムカデを止めながらも、ピークやアニに、俺達は…、どうすれば報わるんだ?と、心の中で語り掛けます。ファルコの背にいるリヴァイはミカサに、もうエレンを殺せるのは俺達だけだ!!と、しっかりするように言いますが、ミカサの頭痛はひどくなり、ミカサはもう耐えられないと考えます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
そしてミカサは、私達の家に…、帰りたい…、と強く願います。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
ミカサが家に帰りたいと願うと…
その後場面が変わりミカサが気付くと、ミカサは山小屋で居眠りをしていて、短髪のエレンが話しかけミカサを起こします。状況としては1話でエレンが寝ていて、ミカサを起こした時の状況と似ています(1話で寝ていたのはエレンですが、今回寝ていたのはミカサ)。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
ミカサは涙を流していて、何で…泣いてんだ?と、エレンはミカサに話しかけます。ミカサは、私…ここにいていいのかなって気がして…、とエレンに答えます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
するとエレンは、もう…どうすることもできないだろ…、俺達が…すべてを放り出してここまで逃げてきたあの日から…、と答えます。さらにエレンは、マーレの戦争が終わって2か月…、パラディ島侵略戦争がもうじき始まる…、と言います。
ヒストリアを地獄に落として、永遠の殺し合いを続けることも…島の外の人間も大虐殺することもできなかった…、とエレンは言います。あと4年の余生を静かに生きよう…、誰もいないところで…、二人だけで…、そう言ってくれたのは…、ミカサお前じゃないか、とミカサに話しかけると、ミカサはエレンに謝ります。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
さらにもう一つの約束の話をエレンははじめ、オレが死んだらこのマフラーを捨ててくれ…、お前はこの先も長生きするんだから…、俺のことは忘れて自由になってくれ、とミカサに語り掛けます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
するとエレンとアルミンが争っている場面に戻り、ごめん、できない、とミカサは言い自分のマフラーを強く首に巻きます。そしてミカサはエレンに挑む決意をします。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
エレンは口の中にいる、とミカサは言い、私がやる、みんな協力して、とリヴァイ達に言います。ミカサがエレンに襲い掛かると、リヴァイとアルミンがミカサを援護します。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
アルミンがエレンを抑えるとリヴァイは雷槍でエレンの口を攻撃し、エレンの超大型巨人の歯の部分を破壊すると、ミカサはそこから口の中に侵入します。口の中にはエレンの頭部があり、ミカサはエレンの頭部に向かって走り出します。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
ミカサがエレンの頭部の首に斬りかかる瞬間、再び場面は山小屋にいるエレンとミカサに変わります。ミカサはエレンに、いってらっしゃい、エレン、と話しかけます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
ミカサはエレンの首を斬り、エレンにキスをしています。その背後ではユミルが微笑んでいます。
© 諫山創 進撃の巨人 138話より
まとめ
前回、アルミンがエレンを超大型巨人の大爆発でぶっ飛ばしていましたが、爆発では倒せずエレンも光るムカデも生きていました。それどころか光るムカデはジャンやコニー達を煙で、巨人化させて自分の兵隊とさせます。しかし、最後はミカサがエレンを倒す決意をし、とうとうエレンの首を斬ってエレンを倒します。
途中、エレンとミカサが二人で戦争から逃げ出して、山小屋で余生を送っているというもう一つの未来?が描かれていました。そこでは、1話のシーンとダブる場面がありました。例えば、今回のエレンがミカサを起こすシーンは、1話ではミカサがエレンを起こすシーンとダブります。
© 諫山創 進撃の巨人 1巻より
また、ミカサがエレンの首を斬るシーンで、いってらっしゃい、エレン、と話しかけていますが、1話でもミカサが、いってらっしゃい、エレン、と言っているシーンがありました。
© 諫山創 進撃の巨人 1巻より
1話の話と繋がっているのか、それとも似ているだけなのか、最終回を見れば答えが出る事を期待します。
次回、いよいよ進撃の巨人、完結です。
© 別冊少年マガジン 2021年4月号より
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