週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第25話のネタバレ、感想です。
前回、24話の記事はこちらです。吹雪の中、避難した避難小屋で上半身裸のエルフに会います。
勇者の剣のエピソード
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
冒険の始まり
王様に挨拶をし、勇者ヒンメルの一行が冒険に旅経つ頃の記憶です。王様は銅貨10枚しかくれなかったようで、アイゼンとフリーレンはケチだ、と文句を言っています。しかし、ヒンメルは地道に討伐依頼を熟して路銀を稼ぐのもいいじゃないか、冒険らしい、と前向きです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
フリーレンはヒンメルが持つ剣が、“勇者の剣”であることに気づきますが、ハイターは偽物だと言います。昔、村に来た行商人を魔物から助けたときにお礼で貰ったもので、未来の勇者にという事で貰った子供騙しのようなものでした。その時、まだ村の孤児院にいた子供の頃のハイターから、偽物の剣しか持っていないから、偽物の勇者にしかなれないと言われ、ヒンメルはいつか本物の“勇者の剣”を手に入れて、魔王を打ち倒す、と思ったのが勇者になったきっかけだそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
山奥の剣の里へ
場面は現代に戻り、フリーレン達は北側諸国、シュヴェア山脈を進んでいますが、雪山を吹雪の中、進んでいます。フリーレンはこのまま北に進めば目的地の集落があると言い、その集落を目指します。フェルンはフリーレンに自力で歩けるか聞きますが、まだ無理のようです。シュタルクが変わろうとしますが、えっち、とフリーレンは言い拒否します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
北へ進むと吹雪もだいぶ落ち着いてきて、目的地の剣の里が見えてきます。49代目の里長がフリーレン達を迎えますが、フリーレンが知っている里長とは違うようで、里長に若いねと声をかけます。この剣の里は勇者の剣を守っていた里で、この里の近くに聖域がありそこに勇者の剣が刺さっていたそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
その剣は歴史上のどんな英雄達が引き抜こうとしても微動だにしなかったそうですが、80年前に勇者ヒンメルが勇者の剣を引き抜けたそうです。しかし、フェルンはハイターから勇者の剣の事は何も聞いていなかったそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
里長が、半世紀後にまた来てもらう約束だったのに、温厚な私でも流石にブチギレですよ、というのがおばあさまの遺言です、と里長はフリーレンに伝えます。先々代とフリーレンはそんな約束をしていたようですが、フリーレンはこの里の連中なら自衛くらい余裕だと考えたようで、80年後でも大丈夫だと先々代の里親にも伝えていたそうです。遺言ではフリーレンにお役目を果たしてもらいたかったようで、お役目とはこの村の周辺に定期的に沸く魔物退治の事です。最近は山の主が暴れて大変だったと里長が言うと、面倒毎は早い方がいいと、フリーレンは明日から始めようか、と言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
魔物退治
里の近くにも魔物だらけですが、フリーレン達は次々に魔物を退治していきます。すると、シュタルクが洞窟の前に魔物が集まっているのを見つけ、洞窟の前の魔物を倒します。フリーレンに声をかけようとした時、山の主が現れシュタルクはやられてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
フリーレンがシュタルクに、まだ動けるでしょ、と声をかけると山の主の片方の前脚が吹き飛びます。人使い荒すぎるだろ、とシュタルクがボヤいている隙に、山の主はフリーレンに襲い掛かりますが、フェルンが簡単に魔法で攻撃を防ぎます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
上出来だ、とフリーレンがフェルンに言うと同時に、フリーレンは魔法で山の主を吹き飛ばし、止めを刺します。これでお役目は終わりですが、シュタルクは洞窟の奥に勇者の剣があるのを見つけ、こいつはどういうことだ?と、フリーレンに聞きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
魔物が集まっていたのは勇者の剣のせいで、聖域は強力な結界で入れませんが、魔物は勇者の剣を破壊する衝動が抑えられないそうです。そういうことじゃなくて…、とシュタルクが言うと、ヒンメルはこの剣を抜けなかったんだ、とフリーレンが言うと真相を語り始めます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
ヒンメルが勇者の剣を抜けず落ち込んでいるような様子でいると、ハイターが心配そうに声をかけます。するとヒンメルは笑みを浮かべ、いいじゃないか偽物の勇者で、僕は魔王を倒して世界の平和を取り戻す、とフリーレン達にヒンメルは言います。そしてヒンメルは勇者の剣なんか無くたって世界を救ってみせた、とフリーレンは語ります。では何故その事実が隠されているのですか?と、フェルンが聞くと、ヒンメルを英雄にしたがった連中の仕業かな、英雄が勇者の剣を抜けなかっただなんてかっこ悪いエピソードは不要でしょ、とフリーレンは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
フリーレン様ならやってくれると信じていました、マジ感謝、これも先々代の遺言です、と里長が言うと、お前のばーちゃんの遺言どうなっているんだよ、とシュタルクがツッコみを入れます。じゃあまた半世紀後に、と言うとフリーレン達は剣の里を後にします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 25話より
まとめ
今回はヒンメルが持っている勇者の剣に関するお話です。冒険の始まりの時にヒンメルが持っていた勇者の剣は偽物で、いつか本物の“勇者の剣”を手に入れて魔王を打ち倒す、とヒンメルが決意しています。しかし、真実は結局“勇者の剣”手に入れられず、“勇者の剣”なしで魔王を倒していました。“勇者の剣”は今も剣の里に刺さったままですが、これを抜ける真の勇者のような存在はいるのでしょうか?
次回、シュタルクの18歳の誕生日にフリーレンとフェルンは誕生日プレゼントを贈ろうと考えます。
最新刊、葬送のフリーレン 2巻です。
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