週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第77話のネタバレ、感想です。
前回、76話の記事はこちらです。将軍・レヴォルテとの死闘もやっと決着します。
竜の群れを討伐
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
勇者ヒンメルの死から30年後、北部高原 ドラッヘ地方の村を訪れたフリーレン達ですが、その村は龍に襲われてひどい状況でした。北部高原に竜がいることにフェルンとシュタルクは驚きますが、ヒンメルと旅していた時に竜の群れに襲われたことがあるとフリーレンが二人に教えると、二人は竜の群れだなんて想像もつかないぜ…、と震えて怯えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
しかし村人が、竜っていったら普通は群れではないのですか?と、当たり前のように言うと、二人は北部高原の常識にさらに怯えます。竜の群れは村の近くに住み着いてしまったようで、村人はフリーレンに竜の群れの討伐を依頼します。しかし、フリーレンは別の場所に移り住んだ方がいいと言いますが、村人は我々の故郷はこの場所です、と言い移り住む気はないようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
なんの役にも立たなそうな魔導書が報酬…
フェルンとシュタルクが村の人が可哀想と言うと、フリーレンは討伐の報酬次第だと言いますが、この村は貧しく討伐の報酬として支払える物はないようです。フリーレンが魔導書とかはないの?と聞くと、“早口言葉を噛まずに言えるようになる魔法”という何の役にも立たないような魔法しか…、と村人は答えますが、本当になんの役にも立たなそうですね…、とそれを聞いたフェルンはあきれたように言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
しかし、フリーレンはその魔導書が欲しかったようで村人とがっちり握手をして、討伐依頼を引き受けます。シュタルクが、もう魔法ならなんでもいいのかよ…、とあきれたように答えますが、フリーレンはシュタルクの言葉は無視して竜の群れがどこから来たかを聞くと、魔力の痕跡を追跡して竜の群れの討伐に向かいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
竜の群れ、発見
フェルンとシュタルクもフリーレンと一緒に行き、魔力の痕跡をたどりながら森の奥の方に進んでいきます。かなり森の奥まで進むと、フリーレン達は竜の群れを発見します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
竜の数にビビるシュタルクですが、フリーレンは小型の竜で紅鏡竜に比べたらそこまで強くない、と冷静に竜の強さを分析します。シュタルクに始めようか、と言うとシュタルクに竜の足止めを頼みます。まったくスパルタだな、とシュタルクは簡単に竜の足止めを頼むフリーレンにあきれますが、シュタルクは竜に立ち向かうと必死で竜の足止めをします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
そして、シュタルクがボロボロになりながらも三人で協力し竜の群れを全滅させます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
シュタルクは途中で竜に頭をかじられてしまったようですが、村に教会があったおかげで傷は治してもらったようです。竜に頭をかじられて死んでいないシュタルクに、なんで無事なんですか?と、フェルンは質問します。シュタルクも、わかんない…、と答えますが、まあ戦士なら普通なんじゃない、アイゼンも頭かじられて無傷だったし、とフリーレンはアイゼンの時の事を話しますが、それ絶対アイゼン様もおかしいですよ、とフェルンはツッコミます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
ヒンメルとの思い出
無事、竜の群れを討伐しフリーレンは村人から魔導書を受け取ります。村を出たフリーレン達ですが、フェルンはフリーレンが人助けをするときに、ほぼ毎回報酬を貰っている事を気にします。すると、ヒンメルがそうだったからね、とフリーレンが答えると、ヒンメルはそういうのは受け取らずに人助けをする人だと思っていました、とフェルンは意外そうに答えます。するとフリーレンはヒンメルとの思い出を話し始めます。フリーレンがある時、ヒンメルに人助けのとき毎回と言っていい程報酬を貰っている理由を聞きます。するとヒンメルは、報酬を貰っておけば貸し借りは無くなるから、とフリーレンに答えます。ヒンメルは、僕達が求めているのは誰かを助けることであって感謝の言葉じゃない、相手に貸しを作ってしまったら、本当の意味で助けたことにはならないだろう、と報酬を貰う理由をフリーレンに教えます。その時の事を思い出しながら、こんなくだらない魔法でも報酬として貰っておくんだよ、とフリーレンはシュタルクに報酬を貰う理由を教えます。しかし、その後嬉しそうにこの魔導書で本当に噛まないか実験しよう、と言っているフリーレンを見て、結局魔法が欲しいだけじゃないですか…、とフェルンに言われてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
デンケンに自分の記憶を渡すエーデル
場面変わって、レルネンがデンケンにエーデルを精神魔法の専門家として紹介しています。エーデルが得た情報がデンケンにとって有益な物になると言うと、エーデルはデンケンに手を出すように言います。二人は握手をすると、エーデルは自分の記憶をデンケンに渡します。レルネンはデンケンに、君の任務は黄金郷を封印する結界の維持と管理だ、と言い、くれぐれも余計な真似はしないようにね、と念を押します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
エーデルもデンケンに、墓参りは諦めろ、と念を押し、…わかっている、とデンケンは答えます。しかし、死ぬつもりじゃな、とエーデルはつぶやき、レルネンは自分がゼーリエの命には逆らえないからデンケンが少し羨ましいと言います。敵は最後にして最強の七崩賢、黄金郷のマハト、とレルネンは言うと、デンケンが黄金に変えられた故郷を救うために、黄金郷のマハトに立ち向かおうとしていると言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 77話より
まとめ
第63話「南の勇者」で七崩賢にはあと一人、消息不明になっている魔族がいる事が判明していましたが、今回最後の一人が黄金郷のマハトだという事が分かりました。
黄金郷のマハトはデンケンの故郷を黄金に変えていたようで、デンケンは黄金郷を封印する結界の維持と管理を、今回任されているようです。しかし、デンケンは結界の維持と管理だけで終わるつもりはないようで、故郷を救うために黄金郷のマハトに挑むつもりのようです。第59話「小さな人助け」で、デンケンの妻は北部高原の辺境貴族の令嬢と言っていましたが、デンケンの妻ももしかしたら黄金郷のマハトと関りがあったのかもしれません。
次回、フリーレン達は湖を渡ろうとしますが、嵐に阻まれて足止めをくってしまいます。
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