週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第94話のネタバレ、感想です。葬送のフリーレンは、週刊少年サンデー 2022年 第26号から週刊少年サンデー 2022年 第28号まで、約1カ月の間休載していたので久々の掲載です。今週は葬送のフリーレンが表紙となっています。
© 週刊少年サンデー 2022年29号より
前回、93話の記事はこちらです。ゼーリエは、ヴァイゼを黄金郷に変えたマハトを殺そうとします。
ソリテール、大結界を解析
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
強大な魔力を探知したフリーレン達は…
ソリテールが大結界の解析を始めた頃、フェルンは黄金郷周辺で強大な魔力の反応を探知していました。しかしほんの一瞬の反応だったことや、黄金郷の“呪い”という認識できない魔法が魔力探知の結果に誤差を及ぼした可能性を考えて、デンケンは魔力探知の誤認と考えます。しかし、デンケンは警戒するに越したことはないと、フリーレン達に警戒するように促します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
マハトの膨大な記憶を解析しているフリーレンは、全体の処理能力が落ちていてまともに動けず、フェルンにご飯を食べさせてもらっています。しかし熱いからと、食べ物を冷ますことまでフェルンにお願いしていて、ふーふして…、とお願いしているフリーレンの姿を見て、シュタルクは流石に甘やかし過ぎなんじゃねぇか?と、あきれます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
しかし、フリーレンは恥ずかしがることもなく逆に、…羨ましいでしょ…?と、シュタルクに言います。さらにシュタルクが羨ましいと思ったのか、フェルンは、順番ですよ、とシュタルクに言い、シュタルクから、何がだよ、とツッコまれます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
フリーレンは、マハトの膨大な記憶を解析に掛けているんだから、もっと労って…、とシュタルクに言いますが、フェルンにタマネギを食べさせられて、…タマネギ嫌い…、とフェルンはつぶやきつつ、涙目になります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
マハトの記憶の解析には二か月は掛かる
シュタルクはフリーレンに、マハトの記憶の解析にどれくらい時間が掛かるか、質問しますが、…二か月は掛かるかな…、とフリーレンに言われてしまいます。フェルンから時間の使い方が贅沢ですね、と言われてしまいますが、デンケンは解析に三年はかかる覚悟でいた、二か月くらい待てる、と言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
デンケンはフリーレン達の旅の足止めをしてしまった、と謝りますが、フリーレンと旅をしているとこの程度の足止めは日常茶飯事だと、フェルンとシュタルクは言い、気にしないようにデンケンに言います。そして、管理者の小屋にはベッドも何もなく、二か月を過ごすことは厳しいので、近くにあるここら辺では唯一の集落に拠点を移すことにします。フリーレンとフェルンに拠点を移すことをシュタルクは伝えようとしますが、フェルンはフリーレンが野菜を食べ残したことに静かに怒っていて、怒りの三つ編みをフリーレンにしている最中でした。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
ソリテールはマハトの加勢に来ていた
一方、ソリテールは大結界の中にいるマハトに話しかけますが、大結界のせいでソリテールの声はマハトに届きません。ソリテールはマハトが一世紀前、第88話で話していた人類との共存という夢物語の結末を見てみたいと思っていて、マハトに加勢するために大結界の解析をしていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
ソリテールは正直、マハトがフリーレンに負けるとは微塵も思っていませんが、それでも自分は昔からとてもとても臆病者で、心配性で怖がりで、人類を侮れるほど賢くないの、と言いマハトに加勢しようとします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
大結界に触れたソリテールは、この結界が人類の様々な国や民族の魔法理論が組み合わされている、複数の人類の偉大な魔法使いによって生み出された、偉大な結晶だという事を理解します。そして、この大結界は魔法理論の知識が無ければ決して紐解けず、魔族にはこの大結界は破れないとつぶやきます。そして、好き好んで人類の魔法を研究してるような変わり者の魔族以外には、とつぶやくと、ソリテールは大結界の解析を本格的に始めます。解析終了まで二か月かかるとソリテールは言い、それはフリーレンのマハトの記憶の解析が終わる頃と同時期になります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
それから二か月が経ち、フリーレンがマハトの記憶と万物を黄金に変える魔法(デイーアゴルゼ)の解析が終わろうとしていた頃、ソリテールも大結界の解析を終えようとしていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
大結界を破壊
フリーレンが後二日で記憶の解析を終えるところでしたが、ソリテールが大結界を解析する方が先に終了してしまいます。大結界が、起源も術式もまったく違う魔法理論を合わせた芸術品だと言い、ソリテールは壊すことをためらいながらも大結界を破壊してしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
大結界が破壊されようとしていた頃、フェルンとデンケンも大結界の異常を察知します。フェルンはソリテールの魔力に気付き、さらにこの魔力が二か月前に一瞬探知した強大な魔力と同じものだと気付きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
大結界は完全に破壊され、マハトは自由に動けるようになります。そしてソリテールは、さぁ、共存のための殺し合いの始まりだ、とつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 94話より
まとめ
前回ソリテールが突然現れましたが、彼女の目的はマハトに加勢する為でした。マハトが一世紀も前に言っていた人類との共存という夢物語をずっと覚えていて、その結末を見るために来たようです。
一方、フリーレンは魔力のリソースをマハトの記憶の解析にとられ、まともに動けないのでフェルンに甘えて、食事や髪を結ぶのを任せっきりにしています。そんな事をしている間にソリテールに先を越され、フリーレンより二日早く大結界を解析、破壊されてしまいます。フリーレンはまだ記憶の解析中なのでまともに動けないので、フェルンとデンケンとシュタルクでマハトとソリテールの対処を行うことになると思いますが、どう対処するのでしょうか?この後の展開が、楽しみです。
次回、黄金郷の大結界を破ったソリテールは、フリーレン達を追いかけます。
葬送のフリーレン 8巻は、2022年6月17日(金曜)発売予定です。
こちらは葬送のフリーレン 8巻、デザインステッカー20種付き特装版です。
最新刊、葬送のフリーレン 7巻 発売中です。
発売中のコミック 7巻のネタバレ、感想も書いています。
コメント