【ネタバレ】カグラバチ 第81話「主力」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第81話のネタバレ、感想です。

前回の記事はこちらです。神奈備職員の体から松が生えてきて、ハクリや区堂に襲い掛かります。

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ第80話のネタバレ、感想です。前回の記事はこちらです。第一層中央部曲者処刑場に処刑人として、薊奏士郎が到着、毘灼の三人と対峙します。家族を人質に取られ、仲間同士での争いが続出第二層はでかい書庫神奈備...

漆羽が復活、再登場
まとめ

漆羽が復活、再登場

神奈備本部も松の妖術による爆散で混乱中

結界を張っている妖術師の所に、亥猿という名前の神奈備の上層部がやって来て松の妖術で神奈備職員の体が爆散した事を伝えます。結界を張っている妖術師はその原因を究明中ですが、真打などは今のところ無事のようです。しかし、亥猿は毘灼が内から神奈備本部を崩そうとしている事を懸念します。

亥猿は、神奈備が死守しないといけないのは４つだ、と言い、結界核であるここと、真打、剣聖、そして漣伯理が映し出されます。そしてハクリが通路を進むと、区堂の直属の部隊長・加島が話しかけてきます。しかし、ハクリは誰が敵か分からない状況なので加島が信用できるか分からず戸惑っていると、そこにアナウンスが流れます。

アナウンスで4人の職員の体内から松が飛び出し、周囲を襲った事が伝えられます。松が襲ったと聞き、…まさか、と加島も察しますが、ハクリは区堂が自分を庇って松に襲われた事を加島に伝えます。松の妖術が神奈備職員の体から発動したカラクリは、あらかじめ毘灼の妖術師が種子を仕込みおそらく死をきっかけに発動するようです。自覚可能な仕込みの妖術で、本人が拒絶する事も可能のようですが、弱みを握られた彼らの了承のもと、毘灼の爆弾として役割を果たしたようです。そして、まだ火のついていない爆弾が50近くこの本部内にあるようで、本部の職員は約500人なのでこの中の十人に一人の中に松の妖術が仕込まれている事になります。これから種子を仕込まれた職員の正確な位置を捉える、それまでは全員距離を取り漣伯理以外の者は何もするなとアナウンスが流れます。

加島は区堂を警戒

加島は全員に距離を取るように指示を出し、怪しい動きをした者は私が手足を折ると、加島は全員に警告します。そして、誰も近付けさせない、真打は向こうだ、走れ、とハクリに指示をしハクリも返事をしますが、そこに負傷した区堂が現れハクリ一人では危険だから付いて行こうと言います。ハクリは無事だった区堂に声をかけますが加島は区堂に、止まれ！！と、叫びます。加島は区堂に、無事で何よりだ、でも今の放送を聞いただろ、と言いますが、区堂は誰もつかないのは危険だ、彼を失っては我々の勝機が、と反論します。しかし、例外は許さないと加島は言い、あくまで区堂にハクリには近付かないように警告します。

ハクリは危険な目にあってまで自分を庇ってくれた区堂を信じたいようで、区堂も加島に自分は大丈夫と言いたいようですが、加島は例外はないと言い、区堂に再び止まれと叫びます。それぞれが互いを警戒しうかつに動くと誰かに攻撃されるかもしれず、全員が身動きを取れなくなります。

そこに両手に小刀のような武器を持った女の妖術師が地面に手を付けて構えた姿勢から一気にスピードを上げて移動、加島は伏せるように叫びますが間に合わず神奈備職員が二人殺されます。

さらに女の妖術師はハクリを攻撃しようとしますが、加島が自ら盾となってハクリを守ります。しかし、先ほどの殺された神奈備職員の体から松の妖術が発動し、ハクリを襲いますがハクリは威葬で松を破壊します。何とか松を破壊しますが、ハクリが気が付くと加島は区堂に拘束されていました。

この区堂は“変身”の妖術を使った男の妖術師が変装していたもので、時間切れで正体を現します。区堂はハクリを庇った時に殺されてしまっていたようで、区堂に変装していた男の妖術師は区堂の部隊がこれでラスト、ノルマ達成、西側下部の主力は制した、と女の妖術師に伝えます。そして、漣伯理も殺して構わない、と言いますが、加島はハクリに、走れ……、誰も信じるな……！！と、伝えると敵妖術師に殺されてしまいます。

結界を張っている妖術師は、犠牲者が増え続けていると言い、犠牲者が増え続けている原因は松の被害だけではないとつぶやきます。すると、亥猿は本部の中にいる敵には2種類いると言い、一つは種子を埋め込まれている者で、彼らは家族なりを人質に取られているが50人分の職員の家族の情報などは内部の人間でないと得られないと亥猿は推測します。つまり、もう一種類の敵は一定数いるであろう情報を毘灼に流した奴らだと亥猿は言い、そいつらまで混乱に乗じて動いているなら…、と亥猿が言いかけると、もう一人の結界を張っている妖術師が終わりだとつぶやきます。神奈備側は誰が敵か分からない状態で、毘灼側はこっちの戦力も配置もバッチリ把握していて防ぎようがない、と結界を張っている妖術師は弱音を吐きます。

死んだはずの漆羽が…

それでも亥猿は結界を張っている妖術師に勝手している奴がどこの部隊か特定しろと言い、敵ならじき判る、むしろこの奇襲さえ切り抜ければ一掃する好機だ、と亥猿は弱音を吐いた妖術師に激怒しつつ、この状況を前向きにとらえます。一方、加島を殺した男と女の妖術師二人は逃げるハクリを殺そうと追跡していました。ハクリは逃げながら、みんな俺を守って死んだ、誰も頼れない、一人だ、と心の中でつぶやき戦う決意をしようとしますが、手が震え始めます。どうやら第79話で区堂がハクリに説明していた、神経を一部移植した事によって“威葬”と“蔵”の両方の機能が少しずつ損なわれた使用制限が出てきたようで、ハクリは威葬を使って一人で戦えるか不安になります。

そんな事を考えている間にも敵の妖術師二人はハクリのすぐ後ろまで迫ってきていましたが、その時、ハクリが進む通路の向こうから死んだはずの漆羽が走ってきます。

ハクリは漆羽に声をかけようとしますが、加島の誰も信じるなという言葉を思い出し、変身する奴もいるくらいだから本物なんて保証はない、とハクリは考え漆羽本人と信じられず、その場に立ち尽くしてしまいます。しかし漆羽が、“ムカデ”だ、とハクリに言うと、ハクリは第49話でチヒロが、ハクリ！！”ムカデ”だ！！、と言った場面を思い出し、漆羽が本物だと確信します。