マガジンで連載していたランウェイで笑っての22巻が発売されました。最終22巻で、「ランウェイで笑って」も完結です。
今回、第184着目から第194着目(最終話)まで掲載されています。
前巻21巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
目次
22巻
最終巻の表紙は、育人と千雪です。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
184着目 これまでの
いよいよ「東京ファッションウィーク」が始まり、招待客が続々と会場に入ってきます。招待客の中には育人や千雪がこれまで出会った人達、母親、兄弟、友達が含まれていました。さらに育人は、千雪と一緒に歩く一人目のモデルに、千雪もよく知っている雫を起用します。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
185着目 花丘真白の勝負
雫が着ている服は花丘がアイデアを出した服で、SNSでバズった服でした。花丘はデザイナーの育人の指示が細か過ぎてつまらないと言い、それを聞いた育人は何も指示を出さない事にします。花丘は育人のデザイン画から意図を汲み取りますが、育人がつぶやいた一言から、育人が望んでいた以上のパターンを生み出します。その作業風景に感銘した育人は、その作業風景を動画にしてSNSに投稿します。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
186着目 横並び
ミルネージュが消失したことや、映画の撮影が流れたショックなどで、千雪は精神的に落ち込んでおり、東京ファッションウィークでも精神的ダメージから立ち直れずにいました。そんな落ち込んでいる千雪に、雫はランウェイ中に話しかけます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
187着目 張り合い
雫に続いて千雪と一緒に歩くモデルに、美依はシャルロット・キャリーをキャスティングします。しかし、千雪は雫と話しても調子は戻らず、まだまだ本調子ではありません。その調子の悪さは、会場に来ている千雪の知り合いにも伝わっています。一方、久々にモデルとしてショーに出演する心は、緊張して身体が震えていました。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
188着目 兆し
千雪は心と話し、心がどれだけ自分の事を気遣ってくれているか思い出すことで、調子を少し取り戻します。心から言われた、私はせんぱいの隣にいたい、という言葉に、千雪は心に負けたくないと思うようになります。調子の戻ってきたランウェイ中の千雪を見て、敵わないなぁ、私が着るより、似合ってるんだ、と心は本音をつぶやきます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
189着目 …だと思う
育人くんが好きだよ、心から育人への気持ちを告白されさらに、千雪は…好き?と、育人への気持ちを質問されます。育人と出会ってからの思い出、その時着ていた服を思い出しながら、千雪は育人への自分自身の思いを心に伝えます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
190着目 約束守らないと
千雪は柳田のファッションショーに出た時にした、育人との約束を思い出します。そして、育人は約束を守った、私も約束を守って拍手をもらわないと、と千雪は考えます。そして、シャルロット・キャリーとペアとなる服を着る時、最後に手直して完成させたいので、俺の所まで来てください、と千雪は育人から言われます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
191着目 主役
ランウェイ上を歩くシャルロット・キャリーは、デザイナーの表現や主張を無表情で伝えていて、その凄みいつも以上でした。観客全員がシャルロット・キャリーの凄さに見入ってしまいますが、実はシャルロット・キャリーは自分自身を表現してウォーキングしていました。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
192着目 わたしね
育人は千雪の服に最後の手直しをしながら、初めて話した時の事を千雪に語りかけます。デザイナーを諦めていた育人、しかし千雪と仲良くなって育人の日常が変わり始めたこと、同じように千雪に出会った変わった人がいること、さらにもう自分たちの周りに千雪を「小さい」って馬鹿にする人はいないことを千雪に伝えます。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
193着目 ランウェイで笑って
千雪は笑顔で、パリに行きたいよ、と自分の気持ちを育人に伝えます。自分の本当の気持ちを伝えられた千雪は、調子を完全に取り戻し笑顔でランウェイ上をウォーキングします。その千雪のウォーキングを見て映画監督の北谷は、そいつが欲しかったんだ!!藤戸千雪!!と、千雪を絶賛します。また研二も娘の千雪のウォーキングに感動し、思わずオリヴィアに、あれが私の娘だ、と言ってしまいそうになります。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
最終話(ラストルック) これは2人の物語
初の「東京ファッションウィーク」は大成功に終わり、一躍育人のブランド「EGAO」は世界的に注目を集めます。その後も色々な賞の受賞、ファッションショーへの出展と実績を重ねて、2024年パリファッションウィークに初出展します。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
さらにそれから6年後、世界を代表するブランドとなった「EGAO」ですが、育人と美依、花丘、心、そして千雪は昔と変わらず、協力してブランド「EGAO」を盛り上げていました。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
おまけ 完結記念 猪ノ谷言葉先生インタビュー
「ランウェイで笑って」完結記念ということで、作者の猪ノ谷言葉先生のインタビューが掲載されています。連載が始まった時の思い出、一番うれしかった出来事や思い出、お気に入りのシーンなど、猪ノ谷言葉先生のコメントが掲載されています。特に、21巻から一気に完結までいったように感じましたが、何故そのような流れになったかが掲載されていて、なるほど、と納得しました。
まとめ
少年誌では珍しい「ファッション」を題材にした「ランウェイで笑って」も、この22巻で完結となります。ファッションやモデルを題材にして連載がどこまで続くのか、最初の方は不安に感じていましたが、ランウェイで笑ってはテーマが最後までブレることなく、奇麗に完結できたと思います。
あと最初は気付かなかったのですが、育人は誰かと結婚していたんですね。育人が左手薬指に指輪している…。
© 猪ノ谷言葉 ランウェイで笑って 22巻より
普通に考えれば千雪と結ばれたのでしょうが、おまけの猪ノ谷言葉先生インタビューを見ると、皆さんの推しと結婚したと思っていただいて差し支えありません、と猪ノ谷言葉先生は言っているので、読者の考えに任せているようです。
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