TVアニメ 第二期放送直前として週刊少年ジャンプに掲載された、新作読切『逃げ上手の若君 PRESENT DAY』のネタバレ、感想です。
目次
今回の舞台は現代日本
同一の人物でも1300年代の中世で育てば簡単に人を殺す大人に育つが、2026年の現代で育てば暴力も知らない大人に育つ、…ということで逃げ上手の若君に登場した人物が現代日本で育ったら、どんな一日を過ごすのかという思考実験のようなお話です。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
二千二十六年、鎌倉、夕景
今回は新作読切センターカラーです。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
時行の父親・高時、兄・邦時は当然生きていて、平和に朝食を取っています。高時は本編では病弱で廃人同然の感じでしたが、医療の発達した現代日本では心臓の病気も治療して健康で、若い時は甲子園球児だったという設定です、…補欠だったようですが…。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
土岐頼遠はメジャーリーガー
土岐頼遠は現代に生まれていたらメジャーリーガーとして、百勝百セーブを達成する投手になっています。ただ素行が大変悪く愛人を作っていたり、怪我も多いようで、さらに酒やスポーツ賭博もやるようですが、本人は気にせずメジャーリーガーを続けています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
先ほども書きましたが、北条一族は遺伝的に心臓弁に遺伝が出やすいという設定ですが、現代日本では治療が確立していて父親・高時は治していて、高時は時行に運動中に胸に違和感が出たらすぐに言うように注意しています。第一話でも登場していた犬を飼っているようで、時行は犬に促されて中学校に登校します。その後、TVニュースで結城が逮捕されたニュースが流れます。現代日本では殺人未遂をすれば当然、懲役刑となりますが、今の時代はおかしいと結城は嘆いています。ちなみにアナウンサーは諏訪盛高がやっています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
逃若党は時行と同じ学校に通う
雫、弧次郎、亜也子、魅摩、ゲンバ、夏は時行と同じ中等部に通っている設定で、吹雪は先輩になっているので高等部のようです。吹雪は成績がオール10の生徒会長の設定のようで非常に優秀ですが、妹はちゃんと生きているようで大食いのシスコンと弧次郎にツッコまれています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
小笠原貞宗、市河助房は時行達が通う学校の教師をしていて、貞宗は歴史以外の成績が悪い時行を怒っています。貞宗は弓道部の顧問もしているようで、自分の弓道部に強制入部させて時行の根性を叩き直したいと考えています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
時行は2026年の現代でもド変態
授業中、弧次郎になんで歴史が好きなんだ?と聞かれて、時行は戦の雰囲気とか想像するだけで楽しいと答えますが、周りの皆が殺気立って殺しにくる中、無力な自分が逃げ惑う姿を想像すると、現代日本の時行も興奮するようです。興奮して色気を出している様を見て、ゲンバはド変態だとツッコんでいます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
シイナは現代日本では、ストレスの無い環境で育った令嬢、高根の花のお嬢様という設定で、シイナに挨拶されて弧次郎は赤くなっています。ただ、小次郎は他の女子に告白されてそれなりにモテるようで弧次郎はシイナを狙い、時行からも弧次郎なら絶対行けるよ!と励まされています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
現代日本でも時行は女性に気が利いて優しく、狭い道で飛ばすハイエースに気付いて雫、亜也子、魅摩をかばいます。その様子を見て、現代日本の雫、亜也子、魅摩も時行に惹かれています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
三人の誰が時行と付き合っても、私達ずっと友達だよ、と三人は口では言いますが、内心は絶対友情が壊れると考えていて、中世日本と同様にいっそ三人一緒に…と考えますが、今の時代にそんな事をしたら時行が、超不道徳三股淫行罪で処刑されちゃう、と三人は思い止まります。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
一方、先ほど飛ばしていたハイエースですが、新田義貞、新田義興など新田党が乗っていました。新田党は現代日本では大工をしている設定で、国司・清原信濃守は建築士をしている設定です。新田義貞は中世日本では何も考えておらず色々不遇でしたが、現代日本では大工が性に合っているようで群馬一の大工を目指しています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
関東庇番は庇番高校の生徒、直義は教師
関東庇番は庇番高校の生徒をしている設定で、直義はその高校の先生をしている設定です。関東庇番は新宿のスタジオを借りてバンドの部活をやるようですが、直義から繁華街で調子づいて失敗をやらかすなと注意を受けています。岩松は頭が悪くてやらかし、斯波と上杉は頭が良くてやらかすタイプだと直義に指摘されると、三人とも図星のようです。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
直義は関東庇番から、高校教師よりももっと国を動かす政治家なり経営者なり良い未来を目指すよう勧められますが、器じゃないよ、私のスケールは小さい、と直義は答えます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
兄・尊氏は現代日本では師直、師泰とつるんで怪しげな会社をしているようで、直義は心配していて特に師直は信用できないと下手な事業に手を出さないようLINEで忠告します。一方、直義はSNSでbutler(バトラー)さんというアカウントの造形技術にほれ込んでいて、賞賛DMを送ります。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
尊氏はベンチャー会社の社長
そのbutler(バトラー)というのが師直のやっているアカウントで、直義は知らない間に師直に賞賛のDMを送っていました。師直も賞賛DMは心に沁みると喜んでいますが、まさかウザいLINEを送ったクソ弟と、この賞賛DMが同一人物とは夢にも思っていないようです。そして尊氏ですが師直、師泰、佐々木道誉とベンチャー会社をやっていて、現代日本では後醍醐天皇が会長をやっている設定のゴダイゴホールディングスから巨額投資を受けていました。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
尊氏は、まあなるようになるもんさ、このまま自由に生きてれば!と、現代日本でも自然体で好きなようにやるつもりの様ですが、一方、後醍醐天皇は現代日本でも尊氏を大器だと評価します。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
後醍醐天皇は、いかなる傑物も時代に愛されねば勝者になれん、儂こそがこの時代の天皇なのだ、と自信満々ですが、なんやかんやあった後、尊氏の会社はゴダイゴホールディングスに乗っ取りを仕掛けていて、現代日本でもこの二人は争ってしまうようです。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
そして新宿に来た時行と斯波ですが、歌舞伎町であるスーパースターのゲリラライブ告知を見ます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
北畠顕家はカリスタ的スーパースター
そのゲリラライブでは、現代日本の北畠顕家がスーパースターとしてファンを罵倒していますが、熱狂的なファンはむしろ喜び、すぐに広場にどんどん人が集まってきます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
顕家は集まった熱狂的ファンを罵倒して歌いだし、ファンの間では罵倒ライブとして有名のようです。顕家は再生数もライブ動員数も桁外れで、時行も斯波も顕家の罵倒ライブに圧倒されています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
そして、顕家の音楽がファンを罵倒し演者と客の上下関係を明確にする最適なテンポに入ると、ファンは顕オタ定番の土下座ヘドバンへと自然に入ります。そのすごい絵面に時行もドン引きしています。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
しかし、顕家のライブを聞いていると、興奮したファンが前列へと殺到してきて時行と斯波は熱狂したファンに押し潰されてしまいます。押しつぶされた時行と斯波ですが、押しつぶしていたファンは顕家の一言で一気に後ろへと下がり、時行は顕家に助けられます。助けられた時行は顕家のかっこよさに憧れ、またその様子を見せられ自分にはない発想の音楽を見せつけられた斯波は対抗心を燃やし、顕家に勝ちたいと思うようになります。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
楠木正成はパチスロでいつも負けている、近所の謎のダメおじさん
そして次は楠木正成ですが、中世日本では「軍神」と呼ばれるほどの武将でしたが、現代日本ではパチスロで負けて時行にキャベツ太郎を売りつけてわずかな現金を得ようとするほど落ちぶれた、近所の謎のダメおじさんという設定になっています。月末まで毎食キャベツ太郎一粒で生活しないといけないくらい困窮しているようで、時行にその生活ぶりを心配されます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
しかし楠木は全然つらくないようで、自分の才能と今の時代が噛み合っていないだけと気にしていません。そして、楠木は歴史上40歳、50歳過ぎて全てが嚙み合いブレイクする奴も沢山いて、自分もそのチャンスを食らおうと待ち構えていて、その生き方を一切疑っていません。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
楠木は老人になって大ブレイクした伝説の軍師、太公望の生き方を例に出すと、歴史好きな時行も笑顔になり、そのまま楠木は去っていきます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
頼重は諏訪神社の神主
時行がその後帰宅していると、諏訪神社の前に諏訪頼重が立っていました。頼重は現代日本で、諏訪神社の神主をしていました。頼重は諏訪神社に700年の歴史がある事などを時行に説明すると、歴史好きな時行は目を輝かせて頼重の話を聞きます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
そして、人生は時の運、今の時代ではあなたはもしかすると本領発揮の時が来ぬかもしれませぬ、ですがなぜかそれでいいと思うのです、と頼重は時行に話します。時行が無名でも普通に生きる時代で良かったと頼重が話すと、時行も普通がいいですと答え、その後帰宅するため二人は別れます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
歴史に名が残る人、僕のように残らない人、時代が違えば人生が変わる人、僕のように変わらない人、どんな時代のどんな人物も同じ人間、と時行は考えます。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
そして、僕もまた歴史の一員、だと時行は考えながら飼い犬と一緒に家に向かって走り出した所で今回の読切は終了します。
© 週刊少年ジャンプ 2026年32号より
まとめ
今回の話はTVアニメ 第二期放送直前という事で、新作読切センターカラー『逃げ上手の若君 PRESENT DAY』というお話ですが、舞台は1300年代の中世日本から700年後の現代日本へと移って、逃げ若現代版パロディのお話となっています。
逃げ若の登場人物が現代日本に生まれ育ったたらどういう生き方をするか、のifストーリーですが、人によって時代が違っても歴史に名が残るような生き方をする人、逆に時代が違うと普通の人生を送る人、落ちぶれる人、様々でした。ただ一部、どの時代でも性格的に問題がある結城はこの時代では即、逮捕されてしまうようですが…。
そして最後、頼重だけは現代日本でも変わらず神職を務めていて、神力も少し残っていそうで、700年前の時行との事も覚えていそうな感じがしたので、時代が違っても時行と再会できて嬉しそうな頼重が良かったです。
アニメ 逃げ上手の若君、第二期のまとめ記事です。7月17日毎週金曜、23時30分から放送開始です。

25巻、コミックスの購入はこちらからどうぞ。
こちらはKindle版です。
こちらはコミックス(紙)です。
楽天市場はこちらから、どうぞ。






























コメント