ハルタ 2020年 volume 76に掲載されているヒナまつり 最終回(百話)のネタバレ、感想です。
前話、九十九話の記事です。ヒナの二年後のお話です。
その後の新田さん
ライブ、そして打ち上げからその後の話、今回は新田です。とうとうグランドフィナーレ、完結です。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
新田とヒナが朝食を食べていますが、新田がヒナに授業を頑張っているのか、聞いています。ちゃんと寝ないで授業を受けているか聞きますが、新田はヒナの態度と言動で全てを察します。やはり中学生の頃と同じで、寝てしまっています。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
アンズの開店祝いへ
ヒナを学校へ送り出した後、サブの運転である場所へと向かいます。新田にとって今日はとても特別な日で、一番乗りを目指すために開店前から店を訪れます。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
特別な人は、アンズがとうとう来々軒を再開するために自分の店を持ちました。親子三人でお店をやっていくようで、今は準備中です。アンズはコツコツお金を貯めていましたが、新田からこの店の資金を借りて早くお店をやりたいようです。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
アンズには甘い新田は、アンズの心意気を聞いて涙を流して感動します。一方、どうでもいいサブは外でスマホをいじっています。これから先、またサブはこのお店で、新田の付き合いで何回もラーメンを食べる事になるのでしょう。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
開店後は、マオやホームレスの人達、斑鳩さん達が客としてお店にラーメンを食べに来てくれました。アンズはお客さんがいっぱい来てくれるのは、開店祝いの間だけと心配しますが、父親から今まで築き上げてきた絆の力だから心配するなと言われ、満面の笑みです。それを見て、新田がまたも感動の涙、傍でサブはまたも冷めたコメントを心の中で呟いています。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
バー「Little Song」
続いて、バー「Little Song」ではいつの間にか津田さんがバーテンダーとして働いています。関西のヤクザから逃げて、結果このお店で働いているようです。新田がアンズの店での感動的な一日を話していると、完全夜型になってしまったハルが来店します。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
ハルは来るなりキャバ嬢をはべらして、女からねだられる度にシャンパンを入れています。打ち上げの時にキャバクラを体験して以来、どうやらキャバクラにはまったようで、キャバクラじゃ最高ですねぇ、とかハル言っています。ハルは完全未成年ですが、芦川組の新田の知り合いという事で、アンタッチャブルな扱いになっています。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
新田は上納金を二年で倍以上に増やして、王道会でも盤石の地位を築きつつあるようです。会長からもいずれ芦川組を継いで王道会のトップになるとまで言われていますが、新田としては瞳閣下のおこぼれで稼げているので、ここでイキりちらすのは生き恥のようです。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
仁志がついに、ヒナに告白
その後は、新田の兄貴分 内藤に言われて事務所に立ち寄りますが、そこで内藤から相談を受けます。内藤は息子の仁志と連絡が取れていないようで、新田になんとか会わせて欲しいとお願いします。そこで新田はヒナを呼んで、約束を取り付けようとします。しかし、ヒナはクビをねじって保健室送りになった事件の影響で、学校で悪霊騒ぎが起きたようで機嫌が悪いです。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
新田に言われるがまま仁志にスマホで連絡を取ろうとするヒナ、新田からメシを何にするか好きに決めていいと言われ、悪くない取引だ、とヒナはこのお願いを引き受けます。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
とりあえず、仁志に連絡して今日これから時間があるか?どうしても会って話したい事あるんだ、とヒナはカンペ通りに、仁志に話します。が、仁志はヒナから話したい事があると言われ、勘違いしてしまい変な話の流れになってしまいます。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
仁志は話の流れのまま、ヒナに告白してしまいます。ヒナはテンパってしまい、まともに返事が出来ていません。仁志からヒナの正直な気持ちを教えてくれよ!と言われ、ヒナは内藤に指示を仰ぎます。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
内藤はついおかしな指示をヒナに出してしまい、余計に変な会話になってしまいます。結局新田がヒナに指示を出し、会う場所と時間を後でメールする事になります。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
結局、その場所に向かうのはヒナではなく、当初の予定通り内藤になります。ヒナが来ると思っていた仁志は、内藤が来てこの顔、さらに歯ぎしりしてます。この後、内藤が仁志から絶縁されないか、心配です。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
新田家で酒宴
その後、新田の母親と妹の美佳と一緒に、居酒屋で食事、…というか酒宴です。あまりのビールジョッキの数に、一緒にいるのに別々のテーブルです。こうでもしないとジョッキの置き場所がありません。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
しかし、ヒナも人のことは言えず、1人でイクラ丼を四人前、食べようとします。新田からそんな大食いだった?とツッコまれますが、イクラ丼だけはちょいちょい大量に食べる機会があり、それで四人前ぐらいいけるようになったようです。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
新田家での食事会もすませ、家に帰ってきたヒナはすぐに横に寝転がってしまいます。その姿を見た新田は呆れてしまいますが、さっき仁志から告白された事で、ヒナは自分も大人の女になったと自信満々で話します。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
しかし、新田から仁志にどう返事するのかと聞かれて、新田になんて言えばいいの?と聞く始末で、ヒナの中ではあれであの話は終わりだったようです。新田から自分で考えなさいと言われますが、ヒナとしては今まで恋バナで子供扱いされてきたので、告白され承認欲求が満たされたから満足したようです。それを聞いた新田は、ヒナをカス扱いです。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
新田から、じっくり考えて答えを出し、それで少しずつ大人になってくんだ、と言われちゃんと理解しているかは分かりませんが、うん、とヒナは返事をします。そんなヒナを見ながら、新田は今までのヒナとの生活の記憶が蘇ってきます。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
いい感じになりましたが、結局最後は風呂の準備を新田に丸投げし、ヒナは新田にちっとも変わっていないと説教されてしまいます。
© 大武政夫 ヒナまつり 100話より
まとめ
ヒナまつりの連載も約10年続きましたが、今回で最終回です。ラストは新田のその後の話という事で、アンズの開店祝いや、バー「Little Song」のその後の話や、仁志の告白話や、新田家の食事会の話などが描かれています。ヒナは成長したように見えますが、結局中学生の頃からあんまり変わっていないようで、新田の苦労はまだまだ続きそうです。
ヒナまつり、最新刊18巻は発売中です。
最終巻19巻は、おまけページが盛り沢山で8月12日に発売されました。
こちらに19巻のネタバレ、感想も書いています。
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