【ネタバレ】逃げ上手の若君 第16巻 バグ1338 のネタバレ、感想

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週刊少年ジャンプで連載中の逃げ上手の若君の第16巻 バグ1338  の感想、ネタバレです。

第16巻は、第134話から第142話まで掲載されています。

逃げ上手の若君は、歴史上で実在した人物・北条時行の生涯を描く歴史漫画です。さらに2024年7月6日(土曜) 23時30分~TOKYO MX・BS11ほか全国30局にて放送開始です。以下のポストから、アニメ公式ホームページにいけます。


前巻、15巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。

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16

16巻の表紙は、新田義貞&徳寿丸です。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第134征く人去る人1338

2度目の鎌倉奪還から八日後、北条時行は休息もわずかに顕家軍と共に京を目指して鎌倉を出立します。叔父の北条泰家は長い監禁生活によって体はボロボロですが、本人は戦う事を諦めておらず時行と一緒に京へ進軍しようとします。しかし、伊豆にいる時行の祖母・覚海尼の説得もあり、泰家は伊豆で軍から離脱します。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第135兵糧1338

顕家軍は京を目指して進軍しますが、関東足利党の残党の待ち伏せに遭い進軍速度が上がらず兵糧不足に陥っていました。仕方なく食料を現地調達しようとしますが、顕家軍の結城宗広は現地で大規模な略奪に及んでしまいます。略奪が大嫌いな時行は結城を止めようとしますが結城は時行に剣を向け、結城と時行は一瞬即発の状態になります。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第136顕家1333~1338

略奪をした結城や奥州武士に対して北畠顕家は甘く曖昧な処分しか下さず、積極果断な顕家にしてはおかしいと時行は想い、顕家の真意を聞こうと夜中に顕家のもとを訪ねます。顕家は訪ねて来た時行に、東北で奥州武士と過ごした五年間を語ります。顕家は帝の命で奥州武士を統治する為に父親と一緒に東北地方に下向しますが、奥州武士は教養もなく話が通じず、方言も酷く意思疎通すらままなりませんでした。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第137くじ1338

美濃国に到達した顕家軍に対して、小笠原貞宗や関東足利党の残党の上杉憲顕などは、このまま顕家軍を通過させて後を追い京の目前で足利本軍と挟み撃ちをする作戦を考えます。しかし、足利軍随一の武闘派・土岐頼遠はこの作戦を却下、さらに貞宗は時行に敗れた凡将で大将にふさわしくない、上杉も鎌倉を失う大失態をしたので大将には論外、と言い自分が大将をやると主張します。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

 

そして、敵を素通りさせる臆病な策は使わないと土岐は言うと、美濃国青野原(現在の関ヶ原)で顕家軍を迎え撃つと言い出します。顕家軍は足利連合軍の倍以上で、どんな布陣で迎え撃つのかと貞宗が問い質すと土岐はくじ引きで決めると答えます。自分の世界でしか喋らない土岐に、貞宗は付き合っていられないと土岐と離れた陣を選択して軽く戦おうと考えます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第138大将検定1338

時行は美濃国青野原で因縁の敵・貞宗と戦闘になります。また、弧次郎は長尾と再戦する為に新田徳寿丸の軍に混ざり、長尾に戦いを挑みます。

二年ぶりに貞宗と戦う事になった時行は、戦場で小笠原軍を相手にしつつ貞宗の弓術を見て盗もうとします。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第139ブレイク1338

新しい武器「鐵柳」と鍛えた筋力で、弧次郎は長尾と互角以上に渡り合います。その様子を見た上杉は長尾に「九十九型」活性剤を投与し、筋力を大幅に増強します。超筋肉と大太刀で長尾は大振りの一閃を繰り出し、弧次郎を空中へ吹っ飛ばします。一方、自分から弓術を盗もうとする時行に、貞宗は最強の威力を持つ弓技「射将共射馬(将を射んと欲すれば馬ごと射ん)」を時行に放ちます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第140一人前1338

長尾に吹っ飛ばされた弧次郎ですが、空中で体勢を立て直し再び長尾に斬りかかります。長尾は大太刀で応戦しますが、弧次郎は護身用の打刀で防ぎ空中でさらに回転すると、もう一度斬りかかり長尾の腕を斬り落とします。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第141顕家軍1338

時行は貞宗の奥義技「射将共射馬」を何とか防ぎ、貞宗に一矢報います。その後、時行軍は雫の策で貞宗を撤退させる事に成功します。他の戦場の伊達軍、南部軍、結城軍、新田・宇都宮軍も勝利し、後は顕家軍本隊と土岐軍の戦いのみですが、顕家軍本隊の四万騎は土岐軍のたった千騎相手に苦戦していました。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

第142バグ1338

土岐軍は千騎のみですが土岐頼遠の破壊力は化け物並みで、突撃を繰り返しながら顕家のいる本陣に迫ろうとします。顕家軍本隊は守りを固めて固い防御で応戦しますが、土岐は部下を人間爆弾として使って陣形を崩していきます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

 

人間爆弾が顕家軍に着弾すると人がたやすく爆ぜて、鎧や骨が爆散すると顕家軍の堅い防御を広範囲に吹き飛ばします。土岐が部下を人間爆弾として顕家軍に投げ続けた結果、顕家軍本陣の陣形が崩れ顕家本人は重傷を負ってしまいます。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

おまけ 歴史漫画の辛いところ…

味方の略奪を描いた第135話は、不人気だったようで票はゴソッと減ったそうです。歴史と戦争を描くので省略する選択肢はなかったそうで、歴史漫画の辛いところです…、と松井優征先生が書いています。

© 松井優征 逃げ上手の若君 16巻より

まとめ

16巻では、顕家軍は京の足利尊氏を討伐する為休む間もなく京へと進軍しますが、その顕家軍の前に因縁の敵・小笠原貞宗や長尾景忠、さらに足利軍随一の武闘派・化け物じみた怪力の土岐頼遠が行く手を阻みます。土岐は化け物じみた怪力を使って、部下を人間爆弾にして顕家軍の陣形を崩していきます。さすがの顕家も土岐の前になすすべ無しですが、時行や奥州武士が加勢に現れます。顕家は重傷を負ってしまいましたが、時行や伊達、南部、結城や奥州武士が顕家のもとに結集し、土岐に立ち向かっていく流れです。強さがバグっていて常識が通じない土岐ですが、時行達に勝ち目はあるのでしょうか?

 

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