別冊少年マガジン 2020年11月号に掲載されている進撃の巨人 133話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。オディハに到着したハンジ達は飛行艇を飛び立たせる準備をしますが、オディハに壁の巨人が到達します。
スラトア要塞で総力戦、開始
今後の作戦は
ハンジの犠牲によって、何とか飛行艇を飛ばすことができて、現在はスラトア要塞に向けてオニャンコポンが操縦しています。燃料を半分しかいれる事が出来なかったので、スラトア要塞まで保つか微妙ですが、オニャンコポンは絶対に辿り着いてみせる、と断言します。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
スラトア要塞へ向かっている間、アルミン達は今後の作戦について話し合います。リヴァイとピークから、エレンの始祖の巨人の形を聞いてアルミンは絵にしています。戦鎚の巨人のように擬態のような手を使えた場合、始祖の巨人のうなじがどこにあるか分からず、エレンを特定することは出来ません。ピークはアルミンの「超大型巨人」の力を使えば、まとめて吹き飛ばすことは出来ると言います。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
しかし、その方法はエレンとの対話を尽くしてからの最終手段だとアルミンは言い、ミカサもそれに強く頷きます。リヴァイは、最終手段があるに越したことはないが…、エレンはジークを介して「始祖の巨人」を支配してんだろ?先にジークを殺してしまえば「地鳴らし」止まるんじゃないのか?と、言います。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
それもジークの位置が分からないんじゃ、とピークは否定的に言いますが、リヴァイは探すしかねぇだろと言い、ジークは俺が仕留める、力を…貸してくれ、と皆にお願いします。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
ジャンとコニーは飛行艇を飛ばすまで仲間を大勢殺してきたことを後悔しながら、すべては「地鳴らし」を止めるため、何だってやると言います。世界を救うため仲間を殺して苦しむコニーに、ライナーは共感しせめて残りの人類を救おうぜ、とコニーを励まします。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
ジャンから俺達は同じだ…と言われたその時、ライナーはレベリオ襲撃の夜、エレンから同じことを言われた事を思い出します。そして、俺は…エレンの考えてることが少しわかる気がする…、エレンは…俺達に止めてほしいんじゃないのか?と、ライナーはエレンの考えを話します。するとアルミンも、エレンはすべての巨人とエルディア人に影響を与えることができる、なのに僕らは変わりなく巨人の力を使えるままだ、そう…自由にやらせてる、まるで…僕たちがどうするのかを試すみたいに、と言います。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
エレンとの会話
ライナーはエレンだって辛いはずなんだ、と話をしていると、アルミン達は突然座標に移動しています。突然のことに皆驚いていますが、アルミンは、これから何百年先誰もパラディ島に手を出せない!!と、エレンに話しかけます。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
ジャンやコニーも、エレンに話しかけ、ミカサは、お願い…、帰ってきって…、とエレンに懇願します。リヴァイは、今ならケツに蹴り入れるだけで勘弁しやる…、オイ…何とか言ったらどうなんだ?と、以前と同じようにエレンに話しかけます。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
するとエレンは、地鳴らしは止まらない、パラディ島の未来を運に任せて放棄することもない、オレは進み続ける、とアルミン達に話しかけ、地鳴らしを止めるつもりはないと言います。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
リヴァイは、離れた場所に少年の姿のエレンがいることに気付きます。ミカサやアルミンは、エレンのいる方に走り出しエレンにどうして巨人の力を使えるままにしたんだ?と話しかけます。すると、エレンはアルミン達にお前らからは何も奪わない、お前たちは自由だと言います。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
エレンは続けて、お前らが世界の自由を守るのも自由、オレが進み続けるのも自由、だと言い、オレ達がやることはただ一つ、戦え、と断言します。そこには、いつの間にか少年のエレンと共に、始祖ユミルも一緒にいます。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
アルミンは何で僕らをここに呼んだんだよ、とエレンに問いかけますが、話し合いは必要無いと話すため、と言いエレンは自分を止めたいのならオレの息の根を止めてみろ、と話し合いの必要はない、とアルミン達を突き放します。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
再び場面は飛行艇の中に戻りますが、エレンとの交渉の望みが潰えてしまい、ミカサ達は辛い表情を浮かべています。リヴァイは冷静で、現団長であるアルミンにどうするか聞いてきます。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
ファルコに「獣の巨人」の特徴が発現
アニとキヨミが船の上で今後の話をしています。キヨミは話題を変え、ジークとエレンを結びつけたのは自分で、この大殺戮を招いた罪をあがなう術など存在しえないでしょう…、と話し、キヨミはいままでの行いを後悔します。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
アニは今までの事、アルミンの事を頭の中で思い出しますが、…でも、もう…遅いと呟きます。その傍にはファルコとガビがいつの間にかいます。ファルコはジークの記憶を見たとアニに言い、「女型の巨人」は他の巨人の一部を取り入れることで、他の巨人の能力を発現するか、ガビはアニに確認します。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
アニに確認が取れた後、ジークの脊髄液で巨人になったせいで「獣の巨人」の特徴がファルコに発現し、雲の上を飛んでいた記憶をよく見るようになった、とファルコは言います。どうやら過去に羽の生えた「獣の巨人」がいたようですが、ファルコ達はこれから巨人化して行ってくると、アニに伝えます。アニはここで巨人化することに反対し、もう遅いと二人に怒鳴ります。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
しかしキヨミは船が沈んでもかまわないと言い、これ以上後悔を増やすことになるくらいなら、とガビとファルコに賛成します。それを聞いてアニは複雑な表情をします。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
スラトア要塞にも地鳴らしが
場面が変わって、スラトア要塞に近づく列車の中にアニの父親がいます。アニの父親はマーレ人を銃で脅してスラトア要塞に向かわせています。スラトア要塞にある飛行船を奪って、空から逃げる考えのようです。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
列車の車内には、レベリオの同胞や戦士隊の親族もいます。ピークの父親らしき人もいますが、飛行船が多数飛び立っていくのを列車の外の眺めていた男が見つけます。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
アニの父親も飛行船が飛び立つのを見て焦り、マーレ人にスラトア要塞に急ぐように怒鳴ります。一機でも残っていれば飛行船に乗って逃げることが出来ると望みをまだ捨てていませんが、その時別の方向で大量の煙が立っているのに気付きます。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
「地鳴らし」がついにスラトア要塞に辿り着きます。多数の壁の巨人と始祖の巨人のエレンが、スラトア要塞に迫っています。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
マーレ人は飛行船が壁の巨人に向かっている事に気付き、これから壁の巨人に爆撃が行われる、助かるかもしれない、とアニの父親に話します。巨人の手が届かない空から吹っ飛ばすようですが、果たして地鳴らしは止められるでしょうか。
© 諫山創 進撃の巨人 133話より
まとめ
アルミンやミカサ達はエレンとの話し合いの交渉で、エレンの虐殺を止められないか期待していましたが、エレンに座標に呼び出されて話し合いは必要無いと言われてしまいます。後は、エレンと戦うしかないわけですが、リヴァイはまだジークを仕留めるのを諦めていませんし、エレンよりジークを殺す方を優先した方が現実的でしょうか。
ファルコの顎の巨人は、どうやらジークの獣の巨人の能力が発現して、飛べるようです。たしかにファルコの顎の巨人は、鳥っぽい感じでしたので飛べそうでしたが、行き先はスラトア要塞でしょうね。アニの父親も生きてましたし、アニは再び戦いに復帰しそうな感じです。
次回、飛行船部隊による爆撃は、獣の巨人によって邪魔されます。
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