週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第99話のネタバレ、感想です。
前回、98話の記事はこちらです。デンケンは黄金に変えられている間、夢の中で亡き妻と話をします。
フリーレン対ソリテール
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
デンケンと分断される
ソリテールの攻撃を受けてフリーレンは防御魔法で攻撃を防ぎますが、黄金郷から引き離されていき、デンケンと分断されます。フリーレンは地獄の業火を出す魔法(ヴオルザンベル)を出してソリテールに何とか反撃しますが、ソリテールは防御魔法で魔法攻撃を防ぎ、フリーレンの動きを誘導する余裕も見せます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
別に分断なんてしなくても、デンケンを手助けするつもりはないんだけどね、とフリーレンは言いますが、私は心配性な性格なの、勝率の高い選択をしたまでよ、とソリテールは答えます。さらにソリテールは、冷たいのね、フリーレン、このままだとデンケンはマハトに殺される、と言いますが、フリーレンはそうは思わないと言うと、デンケンのあの目は勝ちにいくつもりだよ、とソリテールに教えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
フリーレンは破滅の雷を放つ魔法(ジユドラジルム)を放ちますが、この攻撃魔法もソリテールに簡単に防がれてしまいます。ソリテールは万物を黄金に変える魔法(デイーアゴルゼ)が通用しないくらいで、マハトが人間の魔法使いに負けるはずがない、といいかけます。しかし、油断と奢りは捕食者故の致命的欠点、それが原因で多くの魔族が命を落とした、とソリテールは言うと、刀のような武器を解除して、地上に降りてきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
ソリテールが使える最強の魔法
ソリテールは全力を持ってフリーレンを殺して、万が一に備えてマハトの援護に向かう、と言うと、今までとは違う魔法攻撃を行います。魔力をぶつけるだけの単純な魔法だそうですが、ソリテールが使える最強の魔法だそうで、魔力をぶつけられたフリーレンは吹っ飛ばされてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
しかし、すぐにフリーレンは体制を立て直してソリテールと対峙しますが、フリーレンは深手を負ってしまいます。フリーレンは、ソリテールと自分の魔力量に大きな違いは無い、と分析しますが、魔力のコントロールは別次元のようで、ソリテールの攻撃はとんでもなく高密度でフリーレンの防御魔法を紙屑のように貫通していきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
さらに厄介なのが、同じく高密度の魔力によるソリテールの鉄壁の防御魔法で、ここに来てフリーレンの攻撃魔法がほとんど打ち消されるようになってきています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
だから無名の大魔族は嫌いなんだ、とフリーレンは心の中で愚痴りますが、そんなフリーレンにソリテールは、そろそろ全力を出した方がいい、とアドバイスします。ソリテールは断頭台のアウラとの戦いの残留魔力を調べているので、フリーレンが魔力を制限している事を知っていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
フリーレンの魔力制限を称賛する
それでもフリーレンを実際に見ても制限特有の魔力の揺らぎが全く無いことにソリテールは驚き、数百年程度の鍛錬では身につくようなものじゃない、それはきっと恐ろしいほどの血と涙の結晶、とフリーレンを称賛します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
ソリテールが、まだ誰にも言ってない、多分、言っても信じてくれない、と言うと、フリーレンは、それは良かった、と答え、やっぱりこいつはここで殺さないと駄目だ、と改めて決意します。フリーレンはさらに地獄の業火を出す魔法(ヴオルザンベル)を出してソリテールを攻撃しますが、ソリテールは攻撃を避けながら、フェルンも魔力制限が上手だった、とフリーレンに言います。フェルンの魔力制限は粗が目立ちすぎるので、まだ大魔族には通用しないかな、とソリテールは言いますが、この肩の傷はフェルンがやったのだとフリーレンに教えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
フェルンとシュタルクが鬱陶しいくらい連携が取れていた、とソリテールが言うと、フリーレンは、フェルンもやるようになったんだね、とつぶやきます。フェルン達はどこかで黄金の像になっているってところか、とフリーレンは推測しますが、二人共殺しちゃったわ、とソリテールは嘘をフリーレンに教えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
それを聞いたフリーレンは少しショックを受けたような素振りを見せて、大魔族からは逃げるように教えていたはずなんだけどね、とつぶやきます。フリーレンがつぶやいている隙に、いつの間にかソリテールはフリーレンの背後に回り、魔力をぶつけるだけの攻撃をフリーレンにくらわせようとします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
フェルンとシュタルクを殺したと言われ、フリーレン怒る
すると、フリーレンはソリテールの攻撃の真似をし、魔力をぶつけるだけの攻撃をソリテールにくらわせます。フリーレンの魔力をぶつけるだけの攻撃をくらったソリテールは、血を吐きながら後方に大きく吹っ飛ばされます。フェルンとシュタルクを殺されたと言われ、怒ったのかフリーレンは魔力制限を解除したようで、フリーレンからは強大な魔力が立ちのぼっています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 99話より
まとめ
マハトをデンケンに任せたフリーレンは、ソリテールとの一騎打ちに臨みます。ソリテールの魔力をぶつけるだけの攻撃と、高密度の魔力による鉄壁の防御にフリーレンは苦戦し、防戦一方となります。しかし、ソリテールはフェルンとシュタルクを殺したと嘘を言って挑発し、その隙を突いてフリーレンを殺そうとしますが、フリーレンは怒って魔力制限を解除、ソリテールの攻撃を真似して、ソリテールを吹っ飛ばします。ソリテールは吐血してかなりの大ダメージを負ったようですが、これで戦いが終わったかは微妙です。ソリテール戦が続くのか、デンケンとマハトの戦いになるのか、期待して次回を待ちたいと思います。
次回は連載100回記念でカラーのようですが、休載を2回挟むようです。葬送のフリーレンは最近、休載が多く気になる所ですが、作者が病気、というアナウンスもないので、元の週刊ペースの連載に早く戻ることを期待したいです。
→アニメ化が決定しました。休載が多かったのは、アニメ化企画のせいで忙しかったからだと思われます。まだ暫く休載が多そうですが、アニメ化企画の忙しさが落ち着けば徐々に連載ペースも戻ることが期待できそうです。
次回、場面はフリーレンとソリテールの戦いから、デンケンとマハトとの戦いに移ります。
葬送のフリーレン、アニメ化決定
葬送のフリーレンがアニメ化決定しました。こちらの記事にまとめています。
最新刊、葬送のフリーレン 8巻 発売中です。
発売中のコミック 8巻、9巻のネタバレ、感想も書いています。
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