週刊少年マガジン 2019年48号に掲載されている五等分の花嫁 108話のネタバレ、感想です。
前回 107話の記事はこちらです。四葉が学園祭でお手伝いに奮闘し、皆から感謝されますが…。
お手伝いをした皆に助けてもらう
竹林との会話
四葉が過労で倒れる少し前、竹林との会話の場面です。竹林から五つ子を見るのは初めてだが、四つ子は見たことあると言われます。たぶん87話でぶつかった時の事を言っているんだと思います。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
竹林は六年前に京都で風太郎と会ったのは、四葉だと言い当てます。パンケーキ屋で二乃と五月から話を聞き、四葉だと推測したようです。竹林は四葉に会えて良かったと言いこの事は風太郎に言っているのかと聞こうとしますが、四葉は秘密にして欲しいと訴えます。竹林が理由を聞くと、風太郎は五年間正しく努力したのに、自分は無駄なことに執着した意味のない五年間だった、だから風太郎にがっかりされたくないからだと四葉は言います。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
四葉は誰の役にも立てず自分のいる意味に悩みながら歩いていると、病院に来ていた風太郎と会います。演劇部やお手伝いを引き受けながら手伝えなかった四葉は、皆に頭を下げて回ると言います。自分のせいで迷惑をかけた人たちに、なんて言えば…、と四葉は涙目になりうつむいてしまいます。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
四葉が倒れた後の演劇部の公演
風太郎はどうしても行こうとする四葉に、明日まで絶対安静だから通せないと言い、四葉が倒れた後のことをまずは話そうとします。四葉が過労で倒れたことを演劇部に説明し風太郎が代わりに謝罪すると、演劇部の皆は四葉がそこまで溜め込んでいたのを気づけなかった自分達も悪かったと言います。しかし四葉の代役を探すのは難しいと話していましたが、結果的に初日の公演から観覧していた陸上部の部長が代役をする形で、演劇部の公演は二日目も行うことが出来ました。公演の初日、陸上部の部長がカメラで撮影していますが、近くに勇也らしき人物も見えます。実はらいは達の近くに陸上部の部長もいたようですね。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
陸上部の部長だけでなく四葉がお手伝いした皆が、衣装を手直ししたり四葉の抜けた穴をカバーしたりしていたようです。風太郎は持ちつ持たれつだろ…、たまにはお前が持たれたっていいんだ、仕事を託してやれと言います。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
さらに風太郎自身も世話になった一人だと言うと、四葉は迷惑をかけたことを謝った後に最終日…、私の仕事をどうかお願いしますと風太郎に頼みます。それを聞いた風太郎は、任せろと力強く返事をします。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
最終日
そして四葉は最終日、助けてくれた皆に頭を下げて誤って回ります。そしてその後風太郎の所に行くと、風太郎は疲れて眠ってしまっています。そこで四葉は竹林との会話を思い出します。風太郎もかつて自分は無意味で必要のない人間だと言っていましたが、今では前を向いて過去から踏み出していると教えられます。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
最後の思い出作り
風太郎に話しかけますが、風太郎は寝ぼけているのか四葉を零奈だと勘違いします。四葉は気にせず話続け、風太郎にずっと約束を覚えてくれてありがとう、自分は守れなかったよ、と謝ります。風太郎は気にすんな、昔のことより大切なのは今だろ、と言います。四葉も同意し、もう君との思い出に頼らない、自分で自分の価値を探していくよ、と話した後…。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
そしてこれが最後、と言った後、寝ぼけている風太郎に四葉はキスをします。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
キスをされて倒れ込む風太郎ですが、既に四葉はおらずたまたま通りかかった前田と武田に話しかけられます。風太郎は恥ずかしい夢を見たと心の中で呟いており、四葉?零奈?との会話やキスは、夢だったと思っているようです。一方、四葉は思いきったなー、と先ほどのキスを恥ずかしがりながらも、これで私も前に進める気がすると独り言を言います。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
しかし、昔のことを引きずっている場合じゃないと言いつつも、四葉は一人泣き出してしまいます。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
その後は再び笑顔になり風太郎たちと合流します。今日は保健室で寝てなきゃいけないが、もう心配いりません!と笑顔で風太郎にこたえます。結局、一花たち三人とは違い、四葉は風太郎に分かるようにキスをすることなく終わります。
© 春場ねぎ 五等分の花嫁 108話より
まとめ
前回、四葉は過労で倒れてしまい病院に運ばれてしまいましたが、四葉は自分の仕事に穴を開けてしまい、自分を責めます。しかし、皆が四葉の抜けた穴を助け合ってフォローしてくれている事を風太郎から聞き、四葉は無理をせず自分の仕事を皆にお願いします。
竹林や風太郎との会話から、昔を引きずるのをやめて前を向いていくと決めた四葉ですが、最後の思い出作りと風太郎にキスをします。風太郎はそもそも四葉でなく、零奈と思っていたようですが、さらにキスは夢だと思い込んでいてとりあえず四葉とのキスは無かったことになっているようです。風太郎と四葉との関係は今後どうなるのか、そしていよいよ最後の五月の番、そして風太郎が誰を選ぶか、と今後の展開が気になります。
次回、受験勉強を頑張っているが成果が出ず悩む五月です。
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12巻の表紙は今週の週刊少年マガジンを見ると、風太郎のようですね。
発売中のコミック1巻~11巻のネタバレ、感想も書いています。こちらからどうぞ。
コメント
上手くまとめたなあって思えた回だった。
風太郎、ほとんど零奈の正体に気付いてそうだ。
…陸上部の部長、ギャグ要員じゃなかったんだなあ。
野暮を言うと、衣装の手直しをするよりは
胸の所に何か入れた方が早かったんでは?(笑)
それを言ったら感動が薄れるか、あはは。
零奈の正体、風太郎は気付いていてもよさそうですが、今後どうなるのやら。
もう四葉は昔のことを引きずってる場合じゃないと言っているので、今後は零奈自体、出番がなくなるのかな。
陸上部の部長がこんな感じで出番があるとは…、いい意味で意外でした。
自分はアニメで五等分の花嫁にはまり原作を読み始めたのですが、ちょうどシスターズウォーのころでネットやTwitterでの誹謗中傷で荒れていて、好きな作品が荒れているのが嫌で一度読むのはやめてしまい、逃げてしまいました。
最終回になりまた読み始め、自分自身が三玖のような内気な性格で得意なものがなく、四葉のように自己評価が低く、自己犠牲で問題を抱え込んでもで周りに頼らず失敗した過去があったため、竹林の「かつて自分は無意味で必要のない人間だと、そしてその人は前を向いて歩き始めています」と風太郎の「昔のことより大切なのは今だろ」は、四葉と同じく失敗や後悔ばっかりでそれに縛られている自分自身も肯定され救われた気がして、しばらく涙が止まらなかったです、もっと早くこの漫画に出会えたらよかったです。
長々と暗い自分語りして、すみませんでした。
四葉の過去話とかは、四葉の過去の失敗や後悔の話が絡んでくるので暗い感じになってしまうのは仕方ないですね。
最終的には、その四葉もハッピーエンドを迎えて幸せになるので、五等分の花嫁という作品はそれだけで個人的には救われます。