週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第102話のネタバレ、感想です。
前回、101話の記事はこちらです。本気を出したマハトに、デンケンは追い詰められていきます。
二つの戦いに決着
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
猛攻にデンケンは防戦一方
マハトの無数の金片による大質量の攻撃は、さらに激しくなっていきますが、それでもデンケンは冷静に観察し対応できています。デンケンの若い頃の記憶では、マハトは決して超えられぬ師のままだったので、マハトに対応できている事実にデンケン自身が一番驚いていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
勝負にすらならない、勝機など無いと本音では思っていたようですが、マハトとの攻防を続ける中で、万に一つくらいは勝機があるかもしれない、とデンケンは思い始めていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
しかし、ついにデンケンはマハトの一撃をまともにくらってしまい、致命傷を腹に負ってしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
…せめて相打ちくらいには持ち込みたかったのだがな…と、デンケンはつぶやきますが、まだ闘志は消えていません。マハトもデンケンの闘士が消えていないことには気付いていて、すぐに戦いを終わらせようと武器を構えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
フリーレンが黄金郷の呪いを解除
その時、フリーレンが黄金郷の呪いを解除し、黄金郷や一緒に黄金にされていたヴァイゼの住民が元に戻ります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
突然、黄金郷の呪いが解除されたことにマハトは驚き、デンケンを目の前にしながら、フリーレンの動向に気を取られてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
その隙を突いて、デンケンは高圧縮の人を殺す魔法(ゾルトラーク)をマハトに撃ち込みます。マハトは、今までデンケンがこれほどの威力を持つ高圧縮の人を殺す魔法(ゾルトラーク)を使っていなかったことに驚愕します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
デンケンは切り札を温存していた
本当の切り札は勝てると確信した時に使うもの…、かつてお前が教えてくれたことだ…、とデンケンはマハトに言った後、デンケンは最初から相打ちを狙っていたようで、これで相打ちだ、とマハトに告げます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
一方、黄金郷が元通りになっても自分との戦いには影響はないはずと思っているソリテールは、フリーレンに、こちらには…、と言いかけてフリーレンの狙いに気付きます。しかし、フェルンは既に黄金から元に戻っていて、潜伏しつつソリテールを狙っていました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
もう遅い、終わりだ、ソリテール、とフリーレンが言うと同時に、フェルンは魔力探知範囲外からソリテールを長距離射撃し、胴体を撃ち抜きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
フェルンの超長距離射撃
フェルンの攻撃はソリテールには完全に予想外だったようで、まともに攻撃をくらってその場に倒れ込みます。一方、フェルンは超長距離射撃後に魔力切れを起こしてしまい、落下してしまいますが、地上でシュタルクに受け止められ無事でした。ソリテールはフェルンの超長距離射撃で致命傷を負わされても悔しがる素振りを見せず、…素晴らしい…、と笑顔でつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
不死なるベーゼの最期
フリーレンはソリテールに止めを刺そうと構えながら、不死なるベーゼとの戦いを思い出していました。結界を破ったフリーレンを警戒していた不死なるベーゼは、無警戒のヒンメルに剣で刺されて滅ぼされていました。97話での回想でフリーレンが不死なるベーゼの結界魔法を破っていましたが、その後不死なるベーゼを倒したのはヒンメルだったようです。
ヒンメルは、お前にとっての最大の誤算は人間を甘く見たことだ、とヒンメルは言うと、人間を舐めるな、と消えてゆく不死なるベーゼに対してつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
ソリテールは自分が取り返しのつかない油断をしたことに、…まさか私が…、と悔やみつつも、…でもこんな最後も…、魔族らしくて面白いかも…、と諦めた表情を見せます。フリーレンから、命乞いをするんじゃなかったの?と、聞かれて、…して欲しかったの?と、ソリテールは答えます。フリーレンは、…いいや、と言うと、ソリテールに止めを刺し、ソリテールは消えていきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 102話より
まとめ
長かったデンケンとマハトの戦い、フリーレンとソリテールの戦いにもとうとう、今回で決着がつきました。デンケンは高圧縮の人を殺す魔法(ゾルトラーク)を切り札として最後まで取っていて、最後に相打ちという形でマハトに使いました。フリーレンは黄金郷と共にフェルンも元に戻し、フェルンの超長距離射撃でソリテールに止めを刺しました。フェルンの得意の潜伏でソリテールの裏をかいた形です。長かった黄金郷編もいよいよクライマックスが見えてきました。どんなクライマックスになるか、楽しみです。
次回、デンケンと相打ちになったマハトは、この状況を立て直そうと、その場から逃げ出します。
葬送のフリーレンがアニメ化決定しました。こちらの記事にまとめています。
最新刊、葬送のフリーレン 9巻 発売中です。
発売中のコミック 9巻のネタバレ、感想も書いています。
コメント
支配の石環は伏線じゃなかったのかっwww。て言うかデンケンはやはり助からないのだろうか?今さらって、フリーレン。。ドライすぎw
支配の石環、もう一回ぐらい出番があるかと思ったんですが、なかったですね。
今更 助は必要なさそうだ、って確かにフリーレン、ドライすぎますね。それとも、ここからデンケンが助かることはある・・・のか・・・?